THE FUTUREHEADS TOUR in UK/2008年12月

12月12日(金) The FUTUREHEADS in SHEFFIELD (その2)

よしっ!今日は私もまったりと行くぞ!バーでストロング・ボウ(STRONG BOW:辛口リンゴ酒)を一杯買って、落ち着いて定位置(ロス前)につき、チビチビと飲み始めました。

今日の会場は2千人程度のスタンディング・ホールですが、ステージは半分がヘッズさんのセッティング、半分がDJブースになってました。なのでステージの広さとしてはあまり今までと変わらない(苦笑)

DJが出てきて曲をかけ始めると、あちこちで盛り上がってきたけど、選曲も昨日と違ってThe KooksやThe Pigeon Detectiveのようなノリのいいヒット・チャートものばかり。昨日は独立系レコード店のクラブだったのに対して、こっちは大手資本が主催する大学生向けの週末パーディって感じ。なんか肌に合わないぞ。

だからTHE TING TINGSの曲がかかって、客が「イヤッホ〜!」と盛り上がり始めたトコでヘッズさんが出てきたもんだから軽〜くブーイングされてました(苦笑)

でも、そんなコトは気にせず、いつものようにガツンとかます4人っ!お客さんもそれなりに盛り上がってますが、メンバーたちは昨日に比べて本当に淡々とやってる。おまけにたまに飛んでくるビール入りコップにも、不敵な笑いでやりすごすバリー。う〜ん、ふてぶてしいっていうか、肝が据わってるというか。


珍しい黄色シャツのロス

でもバリーやロスと目があうと「おっ、ちゃんと来てるねっ!」って感じにニヤリ。はいはい、昨日は無事にロンドンまで帰りましたよっ。


よっしぁ〜

演奏はいつも通り、シャープでハードでエッジのきいた(どっかで読んだような表現(笑))サウンドですが、シングル曲を中心に10曲くらいかな?まあ、「HOUNDS OF LOVE」は大合唱。でもいつもの「CARNIVAL KIDS」はやらず、「MAN RAY」がラストで、今日はロスも最後まで眼鏡をかけたままで(笑)本当に30分の短いステージでした。


なんだか悪巧みしてそうな笑顔だなぁ(笑)

こんなライブのためにシェフィールドまで?という感じもありますが、でも一方で彼らのライブ・バンドとしての懐の深さを見せつけられたような感じ。彼らって、ライブの場数を踏んで成長してきたバンドなんだなぁって、しみじみ感じさせるライブ。そういう意味ではなかなか貴重な体験だったのかな。

で、肌に合わないクラブをさっさと後にして、外にでるとけっこう強めの風と雨(涙)最後だから誰かにご挨拶しておきたいなぁと、出入り口で雨を避けながら待っていると、あっ!バリーとロスがバスに向かってる!(つ〜か、彼らもサッサと引き上げ?)

「ひっどい天気だよなぁ。ほんとにひでえ。」と笑うバリー。
「今日はほんとに30分しかやらなかったね。ちょっと残念。」と言うと
「まあな。でも客は踊りに来ていて、ライブを見に来てるんじゃないからしょうがないよ。」と苦笑する。それがあの不敵な笑いの正体なのか。

そして雨の中でバリーに「イギリスまできてくれて本当にありがとう。感謝してるよ。」と何度もハグハグされたのですが、いえいえ!こちらこそありがとう!こんなに楽しい1週間にしてくれて感謝してますよ(涙)

「一週間休むと職場で言った時、みんなが『楽しんできてね』『リラックスできるね』って言ってくれたんだけど、確かにメチャ楽しかったけど、全くリラックスはできなかったよ。」
と話したら、2人が大笑いしてました。
「そりゃ〜これだけ移動してればリラックスなんてできないよな!」

「それに明日はロンドン行きの列車が7時だから、もう3、4時間しか寝られないよ。」
また2人が大笑い。

で、その後でロスとあれこれと話をしていて、
「あのさっ、まだ皆に私の名前を言ってないんだけど・・・」
と意を決して切り出しました。せっかく顔を覚えてもらえたのなら、名前も知ってもらった方がなにかと便利(?)だと思ってね。んがっ!
「名前?知ってるよ。」
と、あっさりロスの口から私の名前が出てきてビックリ!なっ、なんで知ってんのよっ!?

どうやら手紙に書いておいた名前を覚えていてくれたみたいで
「発音が分からなかったから、間違えたら悪いと思って呼べなかったんだよ。」
って言ってました。ロスったら、ほんとに細かい気配りするんだから(涙)
でも手紙を渡したなんて、ストイコビッチのDVDをプレゼントした時くらい。あのDVDはそんなに効果があったの?(笑)

まあ、そんな話はさておき。

このツアーの後は年明けから4枚目のアルバムのレコーディングに入るという彼ら。でも今回のツアーでは新曲はなかったよね?
「曲はラフな感じはできてるんだけどね。それを詰めながらレコーディングしていくんだ。」
ってロスが言ってました。夏頃にはリリースされるそうだけど、どんなアルバムになるんだろうね。ドキドキだよ。

いつまでも話していたかったけど、延々と雨の中にロスを立たせておく訳にもいきませんので、寂しいけどロスともお別れ。ジャフとデイヴはもうバスの中に入っちゃったんだろうな。2人ともお別れしたかったよ。

この1週間の間、メンバー全員から何度も「来てくれてありがとう」って言われたけど、こちらが言いたいコトですよ! 「最高のライブと楽しい1週間をありがとう!」ってね。

メンバーたちとお話して、いろんな人に出会って、とても一人旅とは思えないほど楽しい1週間でした。出発前はいろいろと迷ったけれど、来て良かったとしみじみ思いました。名残惜しいけど今度は日本でね!・・・って、彼らは来日する気マンマンなんですけどね(苦笑)どっかの呼び屋さん、ぜひ彼らを呼んでくださいなっ!彼らのライブ・バンドっぷりを単独でガツンと見せてくださいよ。

ホテルに帰るとまた2時(苦笑)でも、またまた幸福な気分で巨大なベッドに倒れ込みました。

出発前

結局またしてもUKツアー
(その1)(その2)

12月6日

埼玉、ロンドン、パリ、ノリッジ

12月7日

THE FUTUREHEADS
in NORWICH
(その1) (その2)

12月8日

THE FUTUREHEADS
in CARDIFF
(その1)(その2) (その3)

12月9日

THE FUTUREHEADS
in CHELTENHAM
(その1)(その2) (その3)

12月10日

コッツウォルズ観光
(その1)(その2)

12月11日

THE FUTUREHEADS
in KINGSTON (LONDON)
(その1)(その2) (その3)

12月12日

THE FUTUREHEADS
in SHEFFIELD
(その1)(その2)

12月13日/14日

帰国

PHOTOS

THE FUTUREHEADS LIVE