そして遂に真打ちTHE FUTUREHEADSの登場!
「ハロ〜っ!」と手を振りながら緊張感もなくメンバー登場(笑)バリーと目が合ったらいきなりニヤッと笑われちゃったよ。そしてロスも「おっ?ここにいるねっ」なんて感じに笑ってました。
相変わらずSE(登場の音楽)もなく、ハッタリの利かないヘッズさんだけど、ウチのダンナさんが言うには「SEを使わないバンドは、自分たちが出す最初の音で観客全員を引きつけられる自信があるんだよ。」うん、うん、その通りっ!
で、ガーンとかましてきたのは「Walking Backwards」!5ヶ月振りのフューチャーヘッズ!やっぱカッコいいっ!
最新アルバムからのオープニングで来たかと思えば、懐かしの「Robot」!そして2枚目のアルバムからの「Cope」!そうそうっ、これを聴きたかったのっ!
ツアー前のコメントで「昔の曲もたくさんリハーサルしたから楽しみにしていて」とあったけど、まさかこんな選曲でくるとは。
「ハロー!ノリッジ!初めてのライブでこんなに来てくれてありがとう!」とロス。この街は初めてなんだ。そのせいかも知れないけど、観客の反応は少々おとなしめ。
でもリリースされたばかりの新曲「I Wouldn't Be Like This If You Were Here」はヘッズさんらしいシャープでパンキッシュ。ライブでも無論めちゃカッコいいです。「そっか!今回のツアーではこの曲が聴けるんだ!」とちょっとお得な気分。
「Radio Heart」では、なぜか「Jaff with the radio heart ! 」と歌われ、「え?え?なんだよぉ!?」とうろたえるジャフ(笑)
しかし、バリーっ!ベストで隠してるけど着てるTシャツはもしやDANANANANAYKROYDでは?ヨメさんのバンドのTシャツでライブなの?(苦笑)
それはともかく。
バリーの「次はBump!Bump!な曲だからね!」の紹介で、お馴染みの「Skip to The End」で観客はジャンプ!ジャンプ!
そしてロスがボーカルの「Work Is Never Done」も披露!ここ最近見たライブでは、ロスは「Carnival Kids」ぐらいしか歌ってなかったので嬉しいぞっ。
しかしっ!この曲の歌詞だけまだ覚えてないんだよぉ。まずいぜっ!ロスの目の前でこの曲だけ「あ・・・う・・・(汗)」な状態では!(って、別にロスは見てないけどさっ。)
「じゃあ次の曲のロスのギター・ソロで皆、叫ぶんだぞ!」といきなり言うバリー。
「あの、オレ、ギター・ソロなんて弾かないけど」と苦笑するロス。
「みんな、練習するんだ!『キャ〜っ』てさ!」
「だからギター・ソロは弾かないって」とさらに苦笑のロス。
なにがこの2人にあったんだ?(笑)
(でもこのやりとりは別会場でだったかも。もう記憶があいまいで。)
「Meantime」では、口の両端に指をつっこんでムニ〜っと引っ張るバリーお馴染みの'smiling'で観客を盛り上げます。
で、初めての街でも「Hounds of Love」はやっぱり大合唱。客の頭の上を転がってくるヤツまでいてかなり盛り上がりました。
んで、前で大騒ぎしてる酔っぱらいオヤジに、ロスが「おっ!今日はノリッジが勝ったよね」みたいなコトを言ったら、オヤジはシャツの胸のエンブレムにキスしてさらに大騒ぎ。コラコラ(苦笑)
しっかし、試合に行って、飲んで、ライブですか?タフだねぇ(って、私も似たようなモンか。)
そしてアンコールで、「これは俺たちが最初に作った曲だよ」と紹介して始まったのは1枚目のアルバム最初の曲「Le Garage」!うわわ〜っ!この曲を聴くのは初来日以来?(涙)でもさ、この曲で「BULLSHIT ! BULLSHIT ! BULLSHIT ! BULLSHIT !」ってメンバーを前にして叫ぶのは一瞬ためらうよねぇ。だって「く●ったれ!くそ●たれ!」ってコトだし。
さらにアンコール2曲目は「First Day」!うわわわ〜っ!なんちゅ〜アンコール!!涙モンですぅ!
そしてこの曲の最後の絡み合うような4人のコーラスがライブの締めとなり、は〜っ、満足っ!
んで、ライブ後にバリーがファンにピックやソング・リストをあげていたので、「おっ、ピックなんて珍しい」と、ちょっとだけ羨ましそうに見ていたら、いきなり目の前にソング・リストがヌッと!驚いて振り返ると、えっ!ロスっ!?
ロスが「ほらほらっ!」とソング・リストを差し出してたのでした(汗)オロオロとしてるうちに周りのファンが次々と手を伸ばしてきたので、「これが欲しいんだろ?早く持っていけ!」と言わんばかりにグイっとソング・リストを手の中に押し付けられ・・・あの、ピック・・・って、コラコラっ!ロスがこんなに気を使ってくれてんのにっ(苦笑)
でもね、普段は「ピックやソング・リストを貰ってもねぇ」なんてクール振ってる私でしたが、初めてのソング・リストをこんな風に頂いてしまい、実はけっこう、というか、かなり嬉しかったりするのでした。
そしてライブが終わって外にでると、イギリス独特のオレンジ色の街灯に照らされて歩道がキラキラしてる・・・うわっ、歩道がカチカチに凍ってるんだ!気温がマイナスを切っているかも。息も真っ白。
バカみたいに坂道で滑って遊んでるヤツらもいて、大勢の人たちがまだ会場周りでウロウロしてました。ならば、ちょっとだけメンバーを待ってみようかな・・・と思っていたら、あれ?あれ?次々と車がやってきて、どんどん人が減っていく。なんだよっ!おまえら全員、親のお迎え待ちかっ!?
気づけばほとんど人もいなくなってしまい、う〜む、一人でこの夜道を帰るのだけは避けたいんだけど(汗)もう夜中の12時近いし、ホテルまでの道も人気がないからなぁ。
他にもメンバーを待ってるらしき女の子たちがいるから良いかな・・・と思ったものの、近くの車には彼女達を待つお父さんの姿が。あかん。こいつらもメンバーに会ったら速攻で車で帰っちゃうぞ。しかもツアーバスはセキュリティが立ってるゲートの奥に停まっているので、メンバーが出てきても話ができるかどうか。
一人旅で深追い(?)は禁物。無事に明日のライブを見ることが一番だからね。という訳で今日は帰りましょう。
大通りに出ると、もう警官も酔っぱらいの姿もなく、街は静かになっていました。しかし今日の試合は一体なんだったんだろう。明日、ロスに会ったら聞いてみよう(笑)