また一段と顔ヒゲがモサモサになっているデイヴ。
「今日も来てくれたんだ〜。ありがとう〜」とハグハグ。
「でも1週間の間のライブに全部行くから、シェフィールドまで見に行くよ。」
「えっ!ほんとに!?イギリスにいる間、ずっと俺たちのツアーを見るの?ほんとに俺たちを見るためだけに来たの!?」
「そうだよっ(あったり前じゃん!)」
「うわ〜っ、信じられないよぉ〜」とまたハグハグ(笑)
と、そんな時、ちょうど通りかかったのがバリー!
弟:「聞いた〜?俺たちのライブを見るためだけにイギリスまで来たんだって〜!」
兄:「知ってるよ。昨日イギリスに着いたとこなんだよなぁ?」
弟:「え〜っ!マジっ!?」
バリーはちゃんとロスから聞いていたのね。デイヴは聞いてないのかよっ!(苦笑)
「それでデイヴ、今回のツアーはどんな感じ?」
「いい感じだよ〜。チケットはそんなには売れてないけどね。クリスマス前と金融危機でみんな出費を控えてるからさ。オアシスみたいなビッグ・バンドは黙っていてもチケットが売れるけど、俺たちみたいなインディーズ・バンドにとっては大変だよなぁ〜。」
うっ、自分たちで「インディーズ」だって言っちゃうのかっ。まあ、確かに君たちは自主制作でインディー・バンドなんだけどね。でも、この話はBBCでのロスのインタビューのパクリだぞっ(笑)
ともかく、
「そうそう、子供が生まれたんだってね。おめでとう!」
「えっ?まだ生まれてないよ。」
あれっ?未来形だったのか!
「生まれるのは来年の4月頃かな。男の子だよ。」
「もう分かってるんだ。でもさ、ちょっと残念だな。あなたがBABYと一緒にいたいから、しばらく日本には行けないってロスが言っていたから。」
「え〜っ?そんなコトはないよ。年が明けたらレコーディングに入るから、それが終わればまたツアーに出る。今までと変わらないさ〜。日本だって数日で行けるんだからね。全然かまわないよ〜。日本に行きたいよ。」
なんだぁ、デイヴ本人は来日もOKなのか。もしかしてロスが一人で「いかんぞっ!デイヴっ!初めてのBABYなんだから彼女のそばにいてやらなきゃ!」なんて気を揉んでいるのか(笑)
でも、「ふっ、オレにゃBABYなんて関係ないぜ」なんて感じにクールを装っているデイヴでしたが、
「お腹の中の写真を見てね〜すごく小さかったんだよ〜。」
なんてニヤニヤしながら話している様子を見るとまんざらでもなさそうでした。
そして建物の中を覗いたら、あっ!ロスだぁ!
ロスが自前のノート・パソコンでサッカー・ニュースをチェック中でした。
「そういえば昨日はノリッジで何の試合があったの?」
「おっ!あれはね、地元のノリッジとイプスウィッチ(Ipswich)が試合をしてたんだよ。隣町同士で『イースト・アングリア(East Anglia)』ダービーだからね。すっごい盛り上がるんだ!」
と即答!へ〜っ、そんなダービーもあるんだ。さっすが詳しいねぇ、ロスっ!
で、後で調べたら、イースト・アングリア地方のこの2チームは日本のJ2にあたる「チャンピオンシップ・リーグ」でした。それでもヘリコプターまで出動してしまうほど盛り上がるのか。そういえば、去年のこのリーグの年間動員数はイタリアのセリエAを上回っていたという記事を読んだ記憶が。う〜む、やっぱイギリスのサッカーの裾野は広いよ。
それから「おっ、オレたちの記事がアップされてるよ」と音楽ニュース・サイトも見せてくれたり。でもロスはあんまり長時間はネットをやらないようにしてるそうで、
「あまり長く見ていると、読みたくないものまで読んじゃうからね。」
「フューチャーヘッズの悪いレビューとか?」
「そうそう(笑)」
さらに今度はジャフに遭遇!
「ハ〜イ!昨日イギリスに着いたトコなんだって?すげえなぁ!」
と、珍しく彼の方から話に来てくれました。
そうそう!ロスのBBCインタビューではジャフの結婚のことも言ってたな。
「結婚したんだって?おめでとう!」
「えっ?まだだよ。婚約しただけ。」
えっ、また未来形だったのか(汗)結婚は来年の秋だそうで、そんな先のことまでラジオで喋っちゃうロスは気が早すぎっ!
ともかく「おめでとう」と言ったら、「んっ、ありがとう!」とニカっと笑ってました。
「シェフィールドのライブも来るの?それってクラブでのライブだから30分しかやらないよ。それでもいいの?」
えっ!?マジっ?単独ライブじゃないからアンコールはやらないんだろうな、ぐらいに思っていたけど、そこまで短いとは・・・。
「いいよ。それでも行くよ!」
「ほんとに〜?!」と笑うジャフ。
なんて感じで、いやぁ、ジャフと2人でこんなに話したのは初めて。
と、順調にメンバー達とお話できましたが、まだバリーとはまともに会話してないなぁ・・・。