Nov 2001 - RKC vs Feyenoord観戦にオランダへ

12月2日 アムステルダムへ

今日でオランダ滞在も最後なので、早めにアムステルダムへ帰ろうと思い、朝8時のバスに間に合うように支度をしたら・・・ホテルの人が誰も起きてきてない(苦笑)日曜日だから?

結局8時半頃にチェック・アウト。「朝食は食べていく?」と聞かれ、「時間がないからパンだけでももらえる?」と言うと「ちょっと待ってて。」チーズとハムをはさんだサンドイッチを作ってくれて「元気でね」と送りだしてくれました。

それを食べながらバスでデン・ボッシュまで行き、運良くホームにきていたアムステルダム行きの列車に飛び乗りました。

2等車を探して大きな荷物を引きずって通路をさまよっていると、車内販売のおニイちゃんに「2等車はずっと前だけど満員で座るところなんてないよ。君にちょうどいいところを知ってるよ!」と言われ、ついていくとそこは車両の出入り口にある荷物置き場でした。

オランダのインターシティは乗車口のデッキにかなり広い(貨物列車みたいな)スペースがあって、大きな荷物や(たぶん)自転車などが置けるようになっています。そこには折りたたみ式の簡易座席もいくつかあって、「君は大きな荷物を持っているし、ここなら座れるよ」と、おニイちゃんはニコニコと座席を勧めてくれました。

とりあえず座れたし、温ったかい紅茶をもらいやっと一息。簡易椅子の座り心地は決して良くないけれど、立っているよりはマシだし、売り子のおニイちゃんも通るたびに話しかけてきて、なかなか退屈しませんでした。

そして「アムステルダムに着いたよ。元気でね」と明るいおニイちゃんと別れて、5日振りのアムステルダムです。

今日の予定はアムステルダムの郊外にあるザーンセスカンス(Zaanse Schans)に観光です。そこはオランダ国内の古い建物を集めた町で、木靴工場やチーズ工場も見られるそうです。

まずはそこへ行く前に荷物をコインロッカーに預け、今晩のホテルを予約するためVVVに向かいました。「中央駅から徒歩圏で、シャワー付きで120ギルダーくらいの部屋」という条件を言うと、勧められたのは最初の3泊をしたホテル。「でも日曜日は満室だといわれたんだよなぁ」と思いつつも、一応聞いてもらうとあっさり空いてました。しかも今回は75ギルダー(約4千円!)安っ!

おそらく当日の昼近くの予約だったので安くなったみたいですが、そのかわり「2時間以内にチェック・インして」と言われ、入れたばかりのコインロッカーから荷物を出して、そのままホテルに向い、チェック・イン。そしてようやくザーンセスカンスへ出発。

ザーンセスカンスまでは各駅停車で30分ほど。だれもいない小さな駅に降りて地下道を通って外にでると、うわっ!町中にチーズの匂いがするっ!そのうまそうな匂いにクンクンと引かれるように歩いていくと、川沿いにその小さな町がありました。

とにかく可愛らしい街で、小さな運河にそってグリーンやブルーに彩られた小さな家屋が並び、マスタードをひくこじんまりとした風車もきれいに彩られていて、これも確かに観光用ではあるけど、なかなかメルヘンちっく。


「木靴」もそれまでは「いかにも土産もの」というイメージだったけれど、でもここの木靴工場で作られている実物をみていると、これがなかなかキュート。


ズラリと並んだ木靴

ここで作られている木靴は実際に履くこともできて、デザインもおなじみのチューリップ柄から黒白のホルスタイン柄まである。 おまけに、おおっ!オレンジ色の木靴にライオンの絵!オランダ代表バージョン??欲しいけど木靴は意外と重くてかさばるし、それに本物は5〜6000円くらいで、お土産としてはちょっと高い。

しかし、このオランダ代表バージョンの子供用なら記念にいいかと思い、木靴を履いて店内をドカドカと歩き廻っていた店員さんに聞くと、このデザインは26cmが一番小さいサイズだと言われてしまいました。男性用しかないということね(涙)しかたないのでお土産用の別のミニチュア木靴を買いました。

そしてチーズ工場では、チーズの作り方が説明されるだけで実際に作っているのは見られなかったけれど、棚にワックスで固められた丸いチーズが並んでいて、見てるだけでたまらん・・・。


うまそ〜

売店で売られていたサンドイッチを注文すると、「ガーリック&ハーブ」のチーズがバゲットにはさまれて、それが軽く温められていてめちゃめちゃ美味しいよぉぉ!!よしっ、お土産はこれにしよう!

そして外に出るとで自転車に乗った日本人男性に話しかけられました。40代前後の方で、一人で自転車でドイツ、オランダと巡り、これからパリまで行くのだそうです。私が「サッカーを見にきた」と言うと「お一人で?すごいなぁ」と言われましたが、いえいえ、あなたこそ(笑)

その男性に「僕はこの街に入ったらチョコレートの匂いがしましたけどね」と言われ、帰り道でクンクンと注意して嗅いでいたら、確かにチーズの匂いの中に微かにココアのような匂いが。どこかにチョコ工場があったのかな。

アムステルダムに戻ってからはお土産を買いにショッピング。

これまでは列車での移動を考えて買い物ができなかったからね。しかしダンナさんにいいお土産が見つからない。一応フェイエノのマグカップを買ってはあるんだけどね。まぁダンナさんには私が無事に帰ることが一番のみやげだよね、ってことに勝手に決めました。


街をうろうろしていたら、わっ!聖ニコラスさまのピートがカフェのテラスでお茶を飲んでる(笑)メイクも衣装もそのままだからすごい光景でした。

夜はまたデパートのレストランで夕食をとりました。ポークのバーベキューを注文したら、てんこ盛りのフライド・ポテトが付いてきた。やっぱりすごい量!イギリスではこのフライド・ポテトに(有名な「フィッシュ&チップス」のチップスですね)酢と塩をベッタベタにかけて食べますが、オランダはマヨネーズをつけるみたいです。食べてみるとなかなかいける。そしてポークにはピーナッツ・ソースがかかっていてこれもおいしい。でもこの味、どこかで食べた記憶が・・・そうだ!インドネシア料理でこれと似たようなソースを食べたなぁ。今回の滞在中にはインドネシア料理を食べる機会がなかったけれどこれでちょっと満足な気分になりました。

ホテルに帰ると今日のサッカーの結果をTVで放送していました。なんだかオランダはいつもサッカーを放送しているような気が・・・。毎朝あのファンファール監督が涙ぐみながら辞任会見しているのを見せられたし(そういえばオランダではやっぱりバルセロナ好きな人をよく見かけました。)朝の経済ニュースを見ていてもサッカーのことをやってるし。あ、でも愛子さま誕生のニュースもやってました。さすが王室の国です。

Nov 2001 RKC vs Feyenoord観戦

  • 11月29日 RKCの練習見学、そしてアイントフォーヘンへ
    Part 1Part 2
  • 12月1日 ふたたびヴァールヴァイクへ
    Part 1Part 2

ペトロヴィッチを追いかけて

Nov/2001

Nov/2002

May/2004

おまけ

番外編

その時々の興味のおもむくままに出かけた旅行記も書いていますので、良かったらどうぞ!

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”アラビアのロレンス”ことT・E・ロレンスにハマリ、彼の足跡を追って、ロンドンの回顧展から中東シリア、ヨルダンを旅してきました。こちらからどうぞ→

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UKポスト・パンク・バンドのTHE FUTUREHEADSにハマり、彼らのUKツアー追っかけから、毎年のように出かけるロンドンでのライブ日記を書いてます。こちらからどうぞ→

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