Nov 2001 - RKC vs Feyenoord観戦にオランダへ
11月28日 遂にRKC vs フェイエノールト戦 part2
試合前にヴァールヴァイクの街を見ようと部屋を出ると、なぜかホテル中に響きわたる大工工事??下の階に行くとヤンさんとスタッフがロビーの天井をベリベリと剥がしてた・・・「自分達でリフォームをしているの??」とあっけにとられて聞くと「そうだよ!全部自分達でやってるんだ」とすんごい楽しそうに答えてました。ほんとに手作りなホテルです。
RKCのホームタウン、ヴァールヴァイクは1時間も歩けば街から出てしまいそうなほどの小さなところでした。ヨーロッパで列車に乗っていると、車窓の風景の中に一瞬現れる、教会を中心にした小さな街。そんな感じでした。でも、そんな街のチームが、去年には得失点差でUEFAカップへの出場を逃し(これも得失点差(涙))オランダ1部の中位で戦っているんだよなぁ。
平日にもかかわらず賑わう街の商店街を歩いていると、とんでもないことに気がつきました。
「あれっ?今日の試合のキック・オフは何時?」
平日なので試合は夜だと思い込んで、正確な時間をチェックしてなかった(汗)どうしよう・・あ、ダンナさんに電話するから、ついでに調べてもらおう!ヴァールヴァイクにいながら、日本でオランダ・リーグの試合時間を調べてもらうなんて、インターナショナルだなぁ(って、タダのバカだよ(苦笑))結局、試合は20時キック・オフでした。ホッ!
ホテルに帰ると、カメラや使い捨てカイロを持って、レッズのマフラーを巻いて準備万端!よしっ!次はスタジアムの下見だっ!!陽が残っているうちにスタジアムまでの道を覚えておきたかったので、4時頃にホテルを出ました。運河に沿って雨に濡れた落ち葉を踏みながらレンガ道を歩いていくと、木々の間からスタジアムが見えてきました。でも当然ながら早すぎて、サポーターも誰もいない(笑)
RKCのホーム マンデマーケルス・スタディオン
まずはチケットを受け取らないと!
メールにあった「INFORMATION DESK」という場所を関係者らしき人に聞くと「正面玄関の中だよ。」えっ?でもそこは選手用玄関じゃないの??入っていいの??(汗)
おそるおそる入っていくとIMFORMATION DESKがありました。受付の女性に用件をいうと、にこやかにチケットの入った私の名前入り封筒を持ってきてくれました。代金を払おうとバッグに手をいれると、ん?んんっ??あ〜っ!!財布忘れた〜!!!出る前に何度も何度も荷物をチェックしたのにぃ!なんて大バカだよぉ!
「大丈夫。あなたのチケットはここに置いておくから」と笑顔に見送られて、ホテルへ大急ぎで帰りました。
スタジアムに戻るころには暗くなり始め、スタジアムの照明が夜空を照すのが遠くからでも見えてきました。道のあちこちでスチュワートが案内をして、さっきまでと違ってすっかり試合前の雰囲気。
正面玄関から入ると、今では係員やRKCの選手がウロウロしてる(汗)しかも窓口が閉まっていて、誰もいないっ!オロオロしていると次々と係員に声をかけられ、ある人には「外のチケット売り場にいきなさい」と言われ、ある人には「探してくるからここで待ってなさい」と言われよけいにパニック!
そこへいかにもおエライさん風なおじさん(おじいさん?)が通りかかり、チケットの事を話すと、「ああ!君の名前は見かけたぞ。ちょっと待ってなさい」と言って、奥へ入って行きました。
しばらくして彼が封筒を手に戻ってきたのでやっと一息・・・と思いきや、「君はプレス席だから・・・」と引っ張っていかれそうになり、「えっ??」封筒をよく見ると男の名前が書いてあるぞ?!
「これ、私のじゃないよ!この名前、ヤパーナ(日本人男性)だよ!」
「え?君はヤパーナじゃないのか?」
ヤパンセ(日本人女性)じゃあ!!ジジイっ!判って言ってるだろ!横で聞いていた係員が笑い転げていたぞ!
結局、私のチケットは外のチケット売り場にありました。やっと手にした封筒を開けてチケットを見ると、そこににデザインされていたのはペ、ぺトロっ!?!!はっきりとは分からないけど、でもこの顔立ち、このポーズはペトロ!?すっかりRKCの中心メンバーなんだなぁ・・・多分。
そして私のチケットはJJ席でした。RKCのスタジアムも駒場のようにアウェイゴール裏の半分はRKCサポ−ター用の自由席で、JJ席はそこにありました。
なんとかゲットした試合のチケット