ペトロヴィッチって誰?

まずは基本。ゼリコ・ペトロヴィッチはサッカー選手です。
旧ユーゴスラビア/モンテネグロ共和国出身。
1965年11月13日生まれ。
ディナモ・ザグレブ(現クロアチア)、PSV(オランダ)などを経て、1997年11月よりJリーグ浦和レッドダイヤモンズに。
浦和レッズでは守備的ミッドフィルダーとして「6」の背番号をつけ、豊富な運動量でチームに貢献、サポーターからも「ペトロ」と呼ばれて愛された。しかし2000年9月、当時J2であった浦和レッズを「家庭の事情」により退団、家族の待つオランダへと帰国。
その後、以前に所属していたオランダ1部リーグのチームRKCヴァールヴァイクに復帰し、中心選手の一人として活躍したが、2004年に引退した。

翌シーズンから同じオランダ1部リーグのフェイエノールトのコーチに就任したが、1シーズンで監督と共に辞任。
2006年にはポルトガル1部リーグのボアビスタの監督に就任したが、数試合で辞任。
その後、独立したモンテネグロの代表監督候補に名前があがるものの、現在は古巣RKC WAALWIJKの監督となり、1部復帰のためにがんばっている(2007年現在)
ペトロヴィッチを一言で表現するなら「熱い男」でしょう。プレーが熱けりゃ性格も熱い、顔なんてもっと熱い(それは「暑苦しい」か?)

帰国の時に成田空港に集まったサポーター
現役時代は、攻めてよし守ってよしのオールマイティなプレイだけでなく、とにかく30代とは思えない体力で試合終了までピッチを走り回る姿は「惜しみない」とか「献身的」という言葉がピッタリ。

そして、ただでさえ喜怒哀楽が激しいと言われる旧ユーゴスラビア出身の選手の中で、ペトロヴィッチの気性の激しさも天下一品モノ。鬼のような顔で怒鳴り、頭に血がのぼってはレッドカードをもらってしまう感情むき出し&直情型のキャラクターは、おとなしいといわれる浦和レッズ(チームは、ね(笑))の選手の中では異色といわれてました。
レッズがJ2に降格した時にはピッチに泣き崩れ、そして「レッズを愛しているからレッズでプレーする」と残留を宣言した彼に泣いたレッズ・サポーターは多かったはず(だよね?(弱気))
はっきり言ってしまえば、世界的に有名な選手でもなければ、Jリーグにおいてでもそれほど有名な選手ではありませんでした。でも浦和レッズ・サポーターに(そしてプレーしてきた他のチームでも)愛されてきた選手なのです。

特技は「てばな」。ドリブルしながらでも「てばな」できちゃうんだぞ(笑)

ペトロに「良い写真だね」と褒められた一枚