Nov 2001 - RKC vs Feyenoord観戦にオランダへ

11月30日 風車を探してロッテルダムへ

今日も朝から弱い雨。

そして今日は、中央駅からロッテルダムへ。ロッテルダムでの目的は、実はフェイエノールトよりも風車が見たかったのです。ロッテルダム近郊のキンデルダイク(kinderdijk)にはユネスコの世界遺産に指定されている古い風車が十数基保存されているのだそうです。やっぱりオランダに来た以上、風車は「おさえて」おかないとね。

しかし列車がロッテルダムに入ると、高層ビルの並んだ近代的な風景が見えてきました。ロッテルダムは第二次世界大戦で壊滅状態となってしまったので、現在は非常に近代的な街となっているそうです。そんな中に屋上にあのフェイエノの胸スポンサーの看板がデカデカと掲げられたビルがありました。あのスポンサーのビルの中に新しいフェイエノのオフィシャル・ショップがあるとシンジのサイトに書いてあったから、きっとあそこだな。よしよし、後でチェック!

まずはその夜の宿泊先探しです。VVVで2、3軒問い合わせてもらうと、朝食なしで一泊8千円のホテルが空いていると言われ、朝食がないというのは妙だし、高くないか?でもロッテルダムは都会だからこんなモンなのかも。ともかくそのホテルを予約しておきました。

それからその足でキンデルダイクへ。

キンデルダイクは地下鉄の終点からさらに3、40分バスに揺られたところにあります。バスの車窓が近代的な街の風景からのどかな田舎へと変わっていきました。運転手に到着したら教えてくれるように頼んではいたものの、途中で運転手が交代するし、道のあちこちに「←Molen(風車)」の標識があって、「ちゃんと教えてくれるかな」とハラハラしながら乗っていましたが、「Kinderdijk!」と、大きな声で教えてくれました。

でもバス停で降りても風車らしきものが見えない・・・。「どこなんだぁ?」と、きょろきょろしながら歩き始めた途端、「おお〜っ!!」


霧雨に煙る田園風景の中に、いくつもの風車がぼんやりと浮かんぶ幻想的な風景が広がってました。

風車の近くへ行こうと小道に入っていくと、風車は意外と小さいけれども、でも歳月を経たどっしりとした雰囲気があります。

シーズン外れのこんな天気なので、周りには誰一人とおらず、バス通りの自動車の音すら聞こえてこなくてとても静か。その風車たちは昔は排水に使われていたらしく、現在は排水装置がその仕事をしているのですが、そのモーターのうなる音だけが低く響いていて、そんな中に役目を終えた風車たちが佇んでいる風景は、大袈裟かもしれないけど「荘厳」という言葉が浮かんでくるほどでした。


最初は「観光ぐらいしておかないと(笑)」という程度で出かけたんですが、とても心に残る風景でした。次は天気の良い日のキンデルダイクの風景が見てみたい。でもそんな時だと印象が180度変わるんだろうなぁ(笑)

戻ってきたバスに乗ってロッテルダムに戻り、次はフェイエノのショップでお買い物です。

あの胸スポンサーのビルはVVVのすぐそばにあり、その1階にオフィシャル・ショップがありましたが、おおっ、ここは商品が棚に並んでるぞぉ!(笑)普通はそれが当然なんですが、RKCもPSVも商品はショーケースの中に見本があるだけで店内はガラーンとしてたので、フェイエノのショップでは店内が商品だらけになっているだけで感動〜。

とにかくフェイエノはグッズが豊富。フェイエノ印のベビー用品セットや洋服のブランドまでありました。友人へのおみやげにポストカードセットを買ったものの、表紙の集合写真の伸二はどう見ても顔だけコラージュされたニセもの写真で、ちょっとコワイぞ!(中の個人写真はちゃんとしてますけどね。)

そうしているうちにすっかり暗くなってきたので、ようやく予約していたホテルへ向かいました。

トラムを降りてホテルのある横道に入ると、そこは人通りがあるような無いような、な〜んとなくどこかヤバそうな雰囲気・・・。でもホテルにたどり着きフロントに入ると、アフリカ風のおしゃれな内装でフロントの女性の対応も明るく、「よさそうかな?」と思い始めたところで、「じゃ、部屋へ行きましょう」と彼女がコートを羽織りました。どういうコト??

「部屋の玄関は別なのよ」言うので「ホテルの入口は裏なのかな?」と思って後についていくと・・・おいおい、どこまで行くんだ〜っ!?そのホテル、フロントとホテル本体が全く別のところにあったんです。ホテル自体は来た道の途中にありました(つまりチェック・アウトの時は荷物を持ってえんえんとフロントまで行き、それからまたトラムのある大通りまで戻らないといけないってコトか!?)

ホテル自体はアパートのような作りで、部屋にはキッチンまでありました。つまり長期滞在者用のホテルだったんですね。こんなトコ紹介するなよ、VVV(苦笑)そんな訳で部屋がムダに広くて一人ではなんだか落ち着かない。しかももっと気になったのは、部屋にカギのかかったドアがあるのに、自分の部屋からは開けられない・・・じゃあ反対側からこのドアが開くの??恐いじゃないか〜(涙)

ともかく、お腹がすいたのですぐ近くにあった「中華&インドネシア料理」の店に入りました。オランダの植民地だったインドネシアの料理はポピュラーなのだそうですが、それにしても中華とインドネシア料理って全然違うのではないの??

エビのワンタン・スープと牛肉と青菜の炒めものを注文。お店の中はあまりガラのよろしくない方々がドヤドヤと出入りしたりして、やっぱりこの通りはあまり良い雰囲気のところではなさそうでした。でも温かいジャスミン茶も出てきてようやく一息。

スープを飲みながら「ごはんも注文すれば良かったかな?でもオランダは一人前がデカいからとりあえず量を見てから・・・」と、考えていると、出てきた炒めものはやっぱりデカい!山盛りの牛肉とチンゲン菜っ!ごはんを頼まなくてよかったぁと思っていたら、いきなりドンブリ飯がドンッと置かれていった・・・定食かよ・・・(汗)

苦しい程お腹もいっぱいになり、近くのスーパーで明日の朝食の買い物をしてホテルに帰ると・・・しまった!部屋が分からなくなった(汗)

「確かここだったはず」と思ってカギを差しても開かない。違う。また別の部屋にカギを差し込むと「今度は開いた〜!」ほっとしてドアを開けると・・・私の部屋じゃない!!(汗)慌ててドアを閉めて逃げるっ!なんで他の部屋のカギで開くんだよ!恐いよぉ(涙)

しかたないので、またフロントのビルまで行きました。新しく来ていた男性スタッフに「大丈夫?部屋までついていってあげようか?」と笑われてしまったけれど、ともかく無事部屋へたどり着けました。ああ、もう疲れた!寝よう!明日はまたペトロの試合ですから。

Nov 2001 RKC vs Feyenoord観戦

  • 11月29日 RKCの練習見学、そしてアイントフォーヘンへ
    Part 1Part 2
  • 12月1日 ふたたびヴァールヴァイクへ
    Part 1Part 2

ペトロヴィッチを追いかけて

Nov/2001

Nov/2002

May/2004

おまけ

番外編

その時々の興味のおもむくままに出かけた旅行記も書いていますので、良かったらどうぞ!

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