2002年11月/ナビスコ決勝戦サポーターズ・パーティ

Sigur Rosというアイスランドのグループが2年前の夏にアルバムをリリースしました。そしてその直後、ペトロの退団が発表になりました。

駒場、大原、そして成田空港への行き帰り、とにかくこのアルバムばかり聴いてました。だからこのアルバムを聴くと、あの大宮戦の駒場の朝焼けの空を思い出します。

そしてこの秋、Sigur Rosは2年振りのアルバムをリリースしました。そしたら、なんの偶然なのか、またペトロが(たった1日だけど)レッズに帰ってきました!

え〜い、ナビスコで凹んだ気分を立て直すにはペトロに会うしかないっ!と、いう訳で試合後のサポーターパーティーに行ってきました。

この400枚限定のチケットは友人が朝5時から並んでゲットしてくれました。でも、決勝戦のチケットもこの友人から分けてもらい、当日も試合1時間前に国立に着いて、こそ〜っとレッズ側ゴール裏に入りこむ。こんなにラクしていいのかしら・・・。いつかどこかで刺されそうだ・・・。

試合後は混雑を避けて、友人と共に疲れた体を引きずり、軽く食事をしに原宿へ向かいました。しかし、国立のサッカー観戦帰りに原宿はミスチョイスかも。「おしゃれ」な小娘どもの中で、レッズのレプリカ姿は浮きまくってます。恥ずかし〜・・・でも浦和に到着すると、レプリカ姿でも全然違和感がないんだよねぇ(笑)

ホテルの会場に着くと、山のようなドリンク(キリン)とおつまみが用意されてました。「胸がいっぱいで食べられない〜」なんて心にもないことを言いつつ、タダ酒(キリン)でひと息。

そうこうしているうちにセータロー氏が登場(実はお顔を拝見するのは初めて)、ゲストのOB選手たちをステージへと呼びました。
おおっ、ウーベ!(って、実はよく知らないのよ〜(汗))
おおっ、ギド!!
おおっ、チキ〜!!!
ぎゃぁぁぁ〜!!ペトロぉ〜〜!!!!


ズラリと勢揃い

1年振りのペトロは髪もさっぱりしてスーツ姿がすごくスマートに見える。あれ?あれ?なんか気のせいかお腹がポッコリとして・・・いやいや、きっと筋肉だよね、うんうん(汗)

あらためて一人一人が紹介され、その度に歓声やコールが沸き起こりました。当然ペトロには「ペトロ」コールを!するとペトロの目がウルウルと!

ペトロ!まだ早い、早すぎます!と、思いつつも、こっちも思わずウルウルっ。相変わらずだなぁ、ペトロ(涙)


ガンを飛ばしてる訳ではない

そしてそれぞれ決勝戦の感想などを語ってくれましたが、ふと気づくと通訳がドイツ語とスペイン語しかいない?じゃあペトロは英語でお話しになるのかしら・・と思っていたら、ん?英語じゃない・・・これってもしかしてスペイン語ぉ!?え〜っ??もしかしてペトロはセルボ・クロアチア語、英語、オランダ語、スペイン語が話せるってコト!?

最近、近所の公民館でのスペイン語講座に通っている私としては負けてられねぇ!と、一方的なライバル心を燃やしている間もペトロは
語る、語る、語り続けてるぅ〜!!
思わずサポからも「長いよ、ペトロ!」とつっこみが入ってしまうほど。

なのに通訳を通じての第一声は、
「えーっ、すでに3人がいろいろ言ってくれたので、私は手短に済ませたいと思います」
場内大爆笑
「ペトロ、20分くらい話すのかと思っちゃいましたねぇ」と、セータロー氏にも突っこまれる。


話が長い男

とにかくその後もペトロには笑わされて、話の内容なんてほとんど覚えておりません(苦笑)

セ−タロー氏からの最初の質問は
「さて、ペトロ。山田は今日は寝てませんでしたか?」
ペトロも大笑いしながら
「今日は大丈夫。自分が一緒に出ている時に寝ていれば怒鳴るけどね(笑)」
うん、うん、どなってやってくれぇ。


乾杯が待てない男

その後は4人が下へ降りてきてくれ、サイン会状態になりました。私もコソッとペトロへの列にまぎれこみました。
前の人が終わって、「ペトロ〜」と声をかけると、
「あ〜!!」(あのダミ声を表現するためにもこの「あ」には濁点をつけたかった)
え?お、おぼえていてくれたの??
「覚えてるよぉ!オランダに来てくれただろ!?」
いや、その、だからどうだってコトでもないんだけど、やっぱ単純に・・・メチャ嬉しい(笑)

ペトロにはオランダで撮ったRKCの写真をプレゼントしたんですが、その中にJ2最後の試合の時の、あのペトロの言葉を写したオーロラビジョンの写真も入れておいたんです。そうしたらその写真に目をとめて、すごい嬉しそ〜に見てました。ペトロって本当にレッズを愛してくれているんだね、って思いました。

その後でも、レッズでの最後の試合のあのデカ旗のポストカードにサインをもらおうとしたサポの方がいらしたのですが、ペトロはそのポストカードもすっごく嬉しそうに見てました。ペトロ、やっぱりあんたには胸のレッズ・ピンバッチがよく似合ってるよ。

その間もステージでは森GMほか偉い方々がご挨拶してましたが、すいません、聞いてませんでした。

1時間も経ったころ、セータロー氏が
「では、4人はこれでおひらきということで・・」
「え〜〜!!??」と場内大ブーイング!昼の番組みたいなヤラセじゃないぞ!
するとギド(だと思ったんだけどウーベかな?)から
「私達が帰る飛行機は明日の朝なので、時間はまだたっぷりありますよ」のお言葉が!パチパチ!


和気あいあいなサポ・パーティ

そんな訳でサイン会続行(笑)皆、疲れているだろうに本当にありがとうな気分でした。

そして本日の目玉(?)「選手全員のサイン入り決勝戦ユニフォーム」争奪じゃんけん大会!私はあっさり2回目で負けたので、またペトロを見てました(笑)するとペトロは、「え?何?何?じゃんけん?」なんて感じでニコニコしながらコッソリとじゃんけんした手を挙げてたりしてました。

でも「じゃんけん」って日本独特のものなんだよね?以前、グランパスの練習を見にいった時、ピクシーがじゃんけんしていてちょっとビックリしましたが、Jリーグに来た外国人選手がまず最初に覚えなければならない日本の習慣って実は「じゃんけん」なのかもしれない(笑)

それはさておき。

「ペトロは最後にとっておいた」という友達にくっついてもう一度ペトロのところに行きました。ペトロに会えて友達はポロポロ泣いてしまい、ペトロにナデナデされてました。そして私はちょっと不思議な気分でした。正直に言いますと、オランダから帰る時、「もしかしたらもうペトロと会うことはないのかもしれない」と思ってかなりウルウル(涙)なモードになりました。でも、それからわずか1年後にこうして目の前にペトロがいる!

思わずペトロに言ってしまいました。
「また会えるよね?」
「イエス!!」と力強くペトロは答えてくれました。
「また絶対レッズに帰ってきてね」
「もう選手としては無理だよ」
「IT'S OK!  IT'S OK!!」
って、何がOKなんだか言ってる本人にも分かってません(笑)

ともかく、ペトロは今、監督になるための勉強をしていて、2年以内にはライセンスを取るよ、と言ってました。


サインに応じるペトロ

ちょっと複雑な気持ち。すぐにでもペトロに戻ってきて欲しいけど、どうせなら何年かしてペトロがヨーロッパでも引っ張りだこな監督になった時にレッズを優勝させるために戻ってきて欲しい(って、そんな先まで優勝はお預けなのか??(苦笑))ともかくそれまではギドのようにスマートな体型を維持しててね(笑)

最後は全員再びステージ上に集まり、セータロー氏の締めで2時間近いサポーター・パーティーは終わりました。

ホテルから外に出ると、まだまだ浦和の町にはレッズ・サポがたくさんいました。そして東京駅の夜行バス乗り場にもレッズ・サポ。私も今日は「6」のレプリカを帰るまでは脱がないぞ!(ちょ〜っと恥ずかしいけどね)

そうそう、ペトロにSigur RosのCDをプレゼントすればよかったなぁ、と思っています。ペトロの好みかどうかなんて分からないけど、なんとなく。まあ、次に会った時でいいよね!

ペトロヴィッチを追いかけて

Nov/2001

Nov/2002

May/2004

おまけ

番外編

その時々の興味のおもむくままに出かけた旅行記も書いていますので、良かったらどうぞ!

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