2008年5月イングランド旅行記/THE FUTUREHEADS in CARDIFF

5月3日/マーケット巡り&Tindersticks in SOUTHBANK(その2)   

ともかく、今日の目的地、ロイヤル・フェスティバル・ホールに到着しました。

まずはライブのチケットを受け取ろうとボックス・オフィス(チケット売りの窓口)に並んでいたら係員がやってきて、
「もう予約してあるの?だったらあっちのセルフサービスのマシンでも発券できるよ。」
と、教えてくれました。
見ると駅にあったようなタッチパネルの機械が置いてあります。
「まずはクレジット・カードを挿入して・・」
するといきなりガシャンとチケットが印刷されて出てきてビックリ!えっ?カードを入れるだけでOKなの!?うわ〜駅にあるヤツよりずっと高性能だよ(笑)この機械がすべてのライブ会場に設置されればいいのにさぁ。

まだ時間があるので、軽く何かを食べようとホールの売店に行くと、高級そうなサンドイッチや見たこともないようなジュースばっかり。ダンナはサンドイッチとガラスのボトルに入ったお水。私はクリスプス(ポテトチップス)とジンジャービールなんてものを購入しましたが、やっぱり想像どおり値段が・・・(涙)ともかく外のベンチで一息ついて、で、ジンジャービールは、甘くないビール風味のジンジャエール?(って、名前のまんま)ほぼノンアルコールだけどおいしかったです。

ロイヤル・フェスティバル・ホールはロンドンのホールの中では近代的な建物で、クラシックがメインのホールだけあって、普段のライブと違い、お客さんもロビーのソファーに座ってのんびりワインなどをたしなんでいらっしゃいます(ヘンな日本語。)
「あっ、あそこでTシャツを売ってるんじゃない?」
と、私が言うが早いか、ダンナは突っ走って行ってしまった(苦笑)

「どれ買うの?」
「この赤いTシャツと、白と・・・」
「ポスターも売ってるよ。」
「ポスターもっ!」
ついでに私も白でシンプルなデザインのTシャツを購入しました。しかし珍しくレディースTシャツなのにサイズが「M」。普通のよりずいぶんゆったりしてる。
「やっぱりお客の年齢層を考えてるんじゃないの?(笑)」

確かに普段のライブに比べるとずいぶん大人な客層です。で、その大人たちがあっちでも何か並んでる。
「あそこも何かあるんじゃないの?」
「CDとかを売ってるみたいだね。でも新しいアルバムのCDもレコード盤も日本で注文してあるから。」
「でもなんかジャケのない7インチ・シングルを売ってるよ?」
と、私が言うが早いか、また突っ走っていくダンナ(苦笑)どうやら今回のツアー限定のシングル盤を売っていたのですが、ところがこのシングルの値段が分からなくて、売るに売れなくなっていたみたい(笑)

売り子さんが聞きにいっている間も、会場にやってくるオヤジたちが次々と列に加わって行きます。サポート・ミュージシャンの開演を知らせるアナウンスが流れても誰も動くに動けない(苦笑)私はそんな人たちを横目にソファでのんびり。いやぁ今日は気楽でいいね(笑)

そしてようやく値段が判明して、並んでいた人たちは皆、他のCDとかには目もくれず、そのシングル盤を次々と購入して会場へと急いでいきました(で、ダンナによると「前に並んでいた人たちがみんな会場の1列目にいたよ。コアなファン過ぎるぅ〜」)

このホールでは入り口に係員がいて、演奏中には中に入れてもらえません。しかし彼らは中の様子をうかがいながら、曲が終わると
「今だ!入って!入って!」
と、客を誘導してくれました。

 

こんな感じのホール。サイド席よりの眺め

そしてTindersticksのライブです。

イギリス・ノッティンガム出身の彼らは、すでに15年以上活動しているベテランさんバンドですが、日本ではほとんど知名度がありません。つ〜か、本国イギリスでもメディア露出がほとんどないっ。でもイギリスやヨーロッパのライブは、あっと言う間にソールド・アウトになるカルト的なバンドです。

夜のヨーロッパの裏通りのような香りがするオーケストラ・サウンドというか、酒とタバコの匂いのするジャズ的サウンドというか。とにかく暗い(苦笑)

なので私も家にいる時に彼らのアルバムは聴きません。でもライブは会場全体にピシーッとした緊張感が張りつめて、すんごく良いのです。以前に見に行った時も、1時間半のライブの間、バンドも客も微動すらしない(笑)バンドも一言も話もせず、客も食い入るように曲を聴いていました。

そんな彼らのライブを見るのはほぼ7年振り。
今回はバイオリンなどのストリングスのメンバーたちも参加し、ステージの上に人が一杯。で、ビックリしたのが、彼らがすっげえ明るくなってる(笑)笑ってるよ〜!なんか喋ってるよ〜!リズムとってるよ〜!(って、どんなバンドだよ、一体!)
しかも客に「Come on, Dad !」なんてヤジられてるし(ボーカルが子持ちになったから?)

しかしTindersticks独特の世界は相変わらず。そのダークな空気にどんどんと包まれていくのですが、し、しかし・・・・眠気が襲ってくる(汗)つまらない訳じゃないのです。でもさすがに疲れがたまってきて、暗い中でジーッと座っていると目の焦点が合わなくなってくる・・・うう〜キツイ。

そんな訳でまた今日もウトウトしながらのライブでした・・・最近、イギリスまで来て(フューチャーヘッズ以外の)ライブでついウトウトしちゃってる。これはマジでマズイ!次回に備えてマジで対策を考えないと。

 

この日は撮影禁止だったので、以前のTINDERSTICKSの写真で。

出発前

・なぜかまたまたロンドン
・鉄道の予約で七転八倒

5月1日

香港経由でロンドン

5月2日

NME NEW NOISE TOUR in OXFORD
CRYSTAL CASTLES/FRIENDLY FIRES/
THE TEAM WATERPOOL/WHITE LIES

(その1) (その2)

5月3日

マーケット巡り&
Tindersticks in SOUTHBANK

(その1) (その2)

5月4日

ブリック・レーン
&サウスバンク観光

(その1) (その2)

5月5日

THE FUTUREHEADS in CARDIFF
MTV SPANKING NEW MUSIC TOUR
CSS/THE FUTUREHEADS/MGMT

(その1) (その2)

(その3)

5月6日

帰国であります

PHOTOS

THE FUTUREHEADS LIVE inCARDIFF