さすがにGWまっただ中ですね。
普段はガラガラの中部国際空港行きの空港バスもほぼ満席でした。
香港行きのキャセイパシフィック航空は朝10:05出発です。約４時間のフライトの後、香港でロンドン行きに乗り換え、そこからまた約12時間のフライトです。
キャセイはずいぶん前に利用したことがありました。確かまだ香港が中国返還前で、ロンドン行きが深夜便でキツかったけど、意外とイギリスナイズ（？）された航空会社の印象でした。機内の映画や音楽もイギリスものが多く、食事もなかなかで、割と好きな航空会社でした。
そして中国企業になった（だよね？）キャセイ航空は、当日にロンドンに到着する昼便ができて、そして食事もまあまあかな。
でも映画や音楽のリストからイギリス色が薄れて、他のアジア系と同じようになってたのが残念。
そしてなんだかアテンダントが異常にセカセカしてる気が・・・。怒濤のように食事のカートを引っ張っていき、怒濤のように食事を配っていく。「中国的快速」って感じ？（苦笑）サービス自体は悪くないけど、なんだか気ぜわしかったなぁ。
でも上空から見える山と高層ビルが並ぶ香港の風景に、
「うひゃ〜！まさに『インファナル・アフェア』のシーンだわっ！あのへんのビルの屋上にトニー・レオンがいたりして〜！」
なんて単純にはしゃいでしまいました。
そういえば。
「聴きたい音楽がないなぁ」なんて、機内プログラムをパラパラとめくっていた時、
「おおっ！フューチャーヘッズの曲が入ってるっ！！」
でもその曲は「Thursday」。なんでこんなマイナーな曲が？？
リストをよく見ると、「Blue Monday/New Order」とか「Wednesday Week/The Undertones」とか「Sunday Bloody Sunday/U２」とか。あ〜っ、なるほど！曜日がタイトルになっている曲を順に集めてある訳ね。
それは納得したものの、この曲が選ばれて、なぜモリッシーの「Everyday Is Like Sunday」が入っていないの？いやいや、ヘッズさんがどうこうではなく、モリッシーのこの曲の方が超有名なのに。もしかすると「土・日・月曜日」をタイトルにした曲は多いけど、「木曜日」なんて中途半端な曜日の曲があんまりないのかも。
で、現地時間の夜9:05、無事ロンドン・ヒースロー空港に到着しました。
まずはダンナのオイスター・カード（地下鉄・バスに乗れるプリペイド・カード）を購入。そして地下鉄のピカデリー・ライン(Piccadilly Line）に乗ってホテルへと向かいました。
ホテルは昨年の11月にも滞在したラッセル・スクエア（Russell Square）の「Tavistock Hotel」です。
今回の旅行では２度もパディントン駅（Paddington Station）から遠出するので、その駅周辺のホテルを探しましたが、どこも空室がなく、空いている部屋もシャワーだけなのに今回のホテルとほとんど変わらない料金でした。ならばこのホテルはバスタブがあるし、レセプションも24時間開いているので、今回のように夜遅く到着する時は安心です。
11時過ぎにようやくホテルに到着し、すぐにお風呂に入ってスッキリ。
「ねえねえ、ドライヤーがないよ？」とダンナ。
「あ、そうだ。このホテルは20ポンドのデポジット（保証金）を払ってレセプションから借りないといけないんだった。ドライヤー欲しい？」
「うん。」
「でも私、完全に風呂上がり状態なんですけど。」
「俺、パジャマなんだけど・・・」
はいはい、じゃあ部屋着の私が借りてきますよ。
で、そんな濡れた髪のままでレセプションまで行き、ドライヤーを借りたのですが、おかげでスタッフにクスッと笑われ、それ以降もレセプションを通るたびにこのスタッフにクスッと笑われるコトになりました。