2008年5月イングランド旅行記/THE FUTUREHEADS in CARDIFF

5月2日/NME NEW NOISE TOUR in OXFORD(その2)   

で、予定より少し遅れめに開場になり、そしてすぐにライブがスタートしました。

まばらな客の前に登場した最初のバンドは、NME曰く「2008年最も注目のバンド」のWHITE LIES
黒づくめですんごい80年代なファッション。音もエコー&ザ・バニーメンなんかを彷彿とさせるサウンド。もうモロ80年ニューウェーブだぁ!Editorsよりもさらに徹底して80年代!でも曲はイイ感じでけっこう良かったです。

そして2番手はTeam Waterpool
プレストン(Preston)出身の新人バンドで、明るいパワーポップって感じですが、ライブがハチャメチャなサウンドで楽しくて元気っ!いいね、いいね〜!
ただメロディがちょっと陳腐かなぁ〜なんて思っていたら、ちょうどこの日の夜中に彼らのライブがTVで放送されていて、その時はそのハチャメチャさが全くみられず、そうなるとすっごいフツーのバンドになってしまう。ウ〜ン、ビミョーなバンドだなぁ。

そして3番手はFriendly Fires
こいつはまるでアメリカのラプチャー(THE RAPTURE)みたいな音。ダンサブルなミクスチャー・ロックっていうのかな?ラプチャーみたいなパンキッシュさはないけど、イギリスらしいボーカルがいいかも。ライブは良くて、お客さんも盛り上がってました。

  

と、順調にライブは進み、シングルをリリースしたばかりの新人バンドのショーケース・ライブは楽しいなぁ。でもさすがにこの辺りで疲れが出てきた。だってオックスフォードの駅を出てから、5時間くらい立ちっぱなしだから・・・眠いっ・・・(涙)

そしてトリは話題のCRYSTAL CASTLES
男女2人組のバンドは、パンキッシュなディスコ・ポップ?
悪くないんだけど、疲れていると彼らの勢いについていけない(苦笑)こんな音楽は騒がなきゃついていけないよ。で、お客さんは大盛り上がり。
でも体力の限界がきた私は写真も撮らず、後ろで半分ウトウトしながら見てました。

そして10時を少し回ったところでクリスタル・キャッスルが終わり、
「外で見たタイム・テーブルには『10時終了厳守』って書かれていたよなぁ。でもアンコールはやるんだよね?」
と、思っていたら、彼らが引っ込んだ途端、有無を言わせないかのごとく「バンッ!」と場内の明かりがついて、ライブ終了!!
強引だなぁ(苦笑)

とっても楽しいライブでした。新しいバンドをいっぱい見ると幸せな気分。

でもさすがに駅まで歩く体力は残っておらず、ちょうど会場前にやってきたバスに飛び乗りました。前に日帰り観光で来た時には見ることがなかった夜のオックスフォード。地元のバスに乗ったり、夜の表情を見たり。こんなコトも単純に楽しいよね。

が、予約してあるロンドン行きの列車は11:00で、また30分も前に駅に着いてしまいました。駅の構内をブラブラしていると「バンク・ホリディのタイム・テーブルについて」というお知らせがありました。「バンク・ホリディ(BANK HOLIDAY)」とはイギリスの祝日のことで、年に何度か土日をはさんで3連休になります。
「ふ〜ん、5月にバンク・ホリディがあるんだ。なになに?5月5日の列車の時刻に注意してくださいって?・・・・え〜っ!!カーディフに行く日はバンク・ホリディなの!?」

そうかぁ、5月3・4・5日は連休だったのか。だからホテルがなかなか見つからなかったのかも。しかし5日は大丈夫かなぁ。列車は予約してあるから時間に間違いはないだろうけど、カーディフでお店がみんな休みだったらどうしよう(汗)しかも学校が休みだからライブも早くから並び始めるかなぁ、なんて急に心配になってきた。

そしてさらに心配なことが。ロンドン行きの列車の到着が遅れていました。まさかこの調子で全部が遅れていったら、私たちがロンドンに戻るのは午前1時?!それはご勘弁っ!私たちが予約した列車は一応「On Time(定刻)」となっているけど、あ〜ドキドキしてきた。

でも結局、私たちが乗る列車は定刻通りに来て良かったぁ〜。
深夜の列車は予約もへったくれもないようで、同じライブ帰りの人たちが大勢いましたが、「こんな時くらい」と1等車に乗ってる人たちもいました。イギリスの鉄道は4人掛けの座席には大きなテーブルが設置されているので、私たちもそこに席を取ってテーブルに突っ伏しているとだんだん意識が途切れ途切れに・・・。

パディントン駅に到着したのが12時半近く。
ロンドンで終夜運行している「ナイト・バス(深夜バス)」はとても便利ですが、ホテルに帰る7番のナイト・バスはちょうど出てしまったはず。「でもロンドンのバスは定刻じゃ来ないでしょ?」と、とりあえずバス停に行ってみると、案の定(?)バスは5分ほど遅れてました。

バス停で待っていると、これ見よがしにタクシーが前をゆっくり走っていきます。
「『オラオラ、乗らないと行っちゃうぜ〜?』とでも言いたげな走り方だよね(笑)」
ロンドンのバス停は場所によって運行状況を知らせる電光掲示板があって、
「次のナイト・バスは1時間後だったから、この掲示板がなかったら遅れてるなんて分からなくてタクシーに乗ってたよね。って言うことは、この掲示板はタクシーの営業妨害か?(笑)」

ようやくホテルに到着してさすがにヘトヘト〜。
でも今度はTVでNME AWARDS(NMEの読者投票による音楽賞)のライブの番組をやっていて、
「これのアフター・ショー・パーティのライブにフューチャーヘッズが出たんだよね。それは放送しないかな?」
なんて、ついついズルズルと見続けてしまい、また寝不足に・・・。

出発前

・なぜかまたまたロンドン
・鉄道の予約で七転八倒

5月1日

香港経由でロンドン

5月2日

NME NEW NOISE TOUR in OXFORD
CRYSTAL CASTLES/FRIENDLY FIRES/
THE TEAM WATERPOOL/WHITE LIES

(その1) (その2)

5月3日

マーケット巡り&
Tindersticks in SOUTHBANK

(その1) (その2)

5月4日

ブリック・レーン
&サウスバンク観光

(その1) (その2)

5月5日

THE FUTUREHEADS in CARDIFF
MTV SPANKING NEW MUSIC TOUR
CSS/THE FUTUREHEADS/MGMT

(その1) (その2)

(その3)

5月6日

帰国であります

PHOTOS

THE FUTUREHEADS LIVE inCARDIFF