THE FUTUREHEADS TOUR in UK/2006年12月

ポーツマスでフューチャーヘッズ!/12月4日<その1>

とにかく、やっとロンドンに到着!

でも最初の難関、入国審査が待っている。 前回のイギリス入国の時にちょっとネチネチ聞かれたかんだよね。しかも今回のパスポートにはシリアのビザが増えている(苦笑)え〜い、何か聞かれたら「フューチャーヘッズのライブを見にきたんだぁ!!」 と、堂々と言ってやる!と、意気込んで向かうとあっさり通過(笑)

2月に買ったオイスター・カードに10ポンドのお金をチャージ(TOP UP)して、まずは地下鉄に。(豆知識:2月の旅行記でも書いてますが、「Oyster Card」はロンドン版Suicaみたいなもの。便利なだけでなくメチャお得に地下鉄&バスが利用できます。これがなきゃ身動きとれません。)

ロンドンに住む友人から「最近のイギリスの天候は荒れ傾向」と聞いていたけど、青空も見えて意外と暖かい・・・と、言っても、あくまで「冬にしては暖かい」だけなのに、なんでイギリス人はTシャツ一枚で平気なのかなぁ(笑)

ウォータールー駅に到着し、そこから今日のライブがあるイギリス南部の港町ポーツマスへ向かう列車に乗り換えました。

列車の中から予約してあるポーツマスのホテルに電話をかけると、誰もでない・・・。 ホテルから12時から4時の間はチェックインができないと言われていたので、Tさんが一足先にホテルに向かっているはずなんだけど。誰もいないのかなぁ。Tさんからの連絡もないし。

しかも空はなんだか曇ってきて、風が強くなってきてるみたい。列車の中もなんだかシンシンと寒くなってくるし。

約1時間半でポーツマスに着くと小雨が降っていました。でも雨よりも、風が強いよ〜寒いよ〜(涙)

ホテルまでは2Km程度でしたが、もしかするとTさんがホテルで待ってくれているかもしれない。なので、タクシーで向かうと、やっぱりTさんがホテルからお出迎えに出て来てくれました。久しぶりぃ〜!

ホテルは「B&B(ベッド&ブレックファースト)」と呼ばれるイギリスの民宿みたいな小規模なホテル。 やっぱりホテルのスタッフは留守で(家族経営だからね)、Tさんも公衆電話から私の携帯にかけてみたけど繋がらなかったんだって。

「とりあえず会場を見に行こうか?」
外に出ると、雨はやんでいたけど、吹き飛ばされそうなくらいに風がすごいっ!

ホテルから歩いて5分程にあるライブ会場の「ピラミッド・センター」は海岸沿いにあって、中には温水プールや多目的ホールもある市の複合施設という感じ。

ライブの会場の入口を覗くと、まだ中も真っ暗で何の準備もされてませんでした。 でも裏にはフューチャーヘッズのものらしきツアーバスが止まっていました。 そしてバックステージの出入り口らしき裏口にはキャンピング・カーの後ろにつけるような小振りなカーゴ車が止まっていました。
「さっきはバスの後ろについていたけど、機材車かな?」と、Tさん。
えっ?あれが?5月の時はちゃんと機材用トラックが別にあったんだけど・・・今回はツアー経費を節約してるなぁ。

よしっ!会場は把握できたから、お昼でも食べよう。と、近くの落ち着いた雰囲気の小さなレストランに入り、海の見える窓辺の席をとって、サンドイッチと紅茶を注文。
「ポーツマスは寒いねぇ。ロンドンより南なのにね。」
「でも昨日のロンドンも、夜は嵐みたいに風がすごくて寝られませんでしたよ。」
なんて話しをしていたら、ん?窓の外を何か黒い物体が歩いている? ふと、そちらに目をやると、

「・・えっ、デイヴっ!!??」

窓のすぐ外にいきなりデイヴがいるっ! Tさんと二人でオタオタっ(汗) 思わずデイブに向かって手を振ってみると、 「なんかヘンなヤツがいる〜」 みたいに苦笑いしながら歩いていってしまいました。
あはは、そりゃそうだ(笑)

あ〜ビックリした。 でもフューチャーヘッズのメンバーは無事到着しているんだね。 あとはKさんだ(笑)彼女の携帯に連絡してみると、なんとか順調に向かっているそう。
「あと30分くらいかな?」
「じゃあポーツマスに着いたら連絡してね。」

また裏口のあたりをウロウロしていると、この会場の裏は低い丘になっていて、その頂上に小さな木のベンチが置かれているのに気がつきました。あそこから海が一望できるのかなぁ?
「ねえ、Tさん、ちょっとあそこまで行ってみない?」
二人で丘を登りながら、ふと会場の方を振り返ってみると、
「わっ!またデイヴっ!!」
ちょうど裏口から出て来たデイヴが丘の下を歩いてるっ!再び二人でアタフタっ!

でもデイヴは携帯してるから、駆け寄って話しかけるわけにもいかないよ、ど、どうしよう? デイヴがこちらに気がついたので、またしても軽く手を振ってみると、今度は手を振り返して携帯を切って丘を上がってきました。あわわっ(汗)

「やあ!元気?」 と、日本でのことを覚えてるんだかどうか分からないけど、笑顔でデイヴが話しかけてきてくれました。3ヶ月振りのデイヴはヒゲがさらに長くなっていて、無精髭というより本当の「髭」になってました。

プレゼントをあげたら、とても喜んでくれるのはいいけどいきなり頬にチューされて(笑)内心焦っていると、
「あれっ?あれ?」
私達の会話以外のヘンな音が聞こえる?しかもなぜ「Hounds of Love」??・・・あっ!自分の携帯の着メロだよ(笑)そうか、Kさんが到着したんだっ!

電話はやっぱりKさん。
「ご、ごめん!今、デイヴと話ししてるの!」
「え〜っ!マジっ!?」
「うん、すぐにかけ直すよ!」

少し雑談して、
「君たちが待ってるって他の皆に言っておくよ」
と、デイヴはバスの方に歩いていきました。

久々(三ヶ月振り(笑))にメンバーと会って、ちょっと興奮冷めやらぬといった感じの二人でしたが、
「あっ!いけない!Kさんに電話しなきゃ!」
あんなムゴい切り方して、ポーツマスを彷徨っているかも。 慌てて電話をかけ直すと、今度はKさんが出ない。 う〜ん・・・もう一度かけ直すと、出たっ!すると、
「ごめ〜ん、私もちょうどデイヴと話していたから電話に出られなかった(笑)」
「なに〜っ!?」
と、急いでデイヴが去った方角へ行くと、旅行バッグを引きずったKさんがいました(笑)
「今、会場に着いたばかりでね。こっちにいるかと思って歩いてきたらちょうどデイヴに会ったの。」

ともかくこうしてフューチャーヘッズ追っかけツアー隊、無事にポーツマスにて集合しました。

それにしても・・・
私とKさんの携帯は日本から持ってきたものなので、イギリスの国内同士での通話でも、電波が一度日本に飛び、それからイギリスに戻ってくるという2度手間な国際電話で通話料がすごい割高なのです。 そんな電波を使って
「デイヴと会ってるの〜」
なんてバカな会話してたのか、私達はっ(苦笑)

出発前

今年3度目のイギリス<はじまり>

12月3日

ロンドン到着

12月4日

ポーツマスでフューチャーヘッズ!
(その1) (その2)

12月5日

ケンブリッジでフューチャーヘッズ!
(その1) (その2)

12月6日

ロンドンでフューチャーヘッズ!
(その1) (その2)

12月8日

バーミンガムでモリッシー!
(その1) (その2)

12月9日

帰国

PHOTOS

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