THE FUTUREHEADS in LONDON/2007年11月

12月1日/「DOCTOR WHO」in CARDIFF(その2)

センターの中のレストランにもフィッシュ&チップスはなく、とりあえずカフェでケーキでも食べようかと並んでいると、
「前の人、精算が20ポンド(5000円超)くらいになってるんですけど・・・」
「えっ?ケーキとコーヒーで3人分くらいしか買ってないよね(汗)」
もう食事はあきらめました。イギリスの物価高と日本の円安が憎い・・・。

ロビーの一角を仕切って作られたエキシビジョン会場。ある意味ショボい。でもKさんと私はすでに興奮状態。
外の壁には「MADE IN CARDIFF」って書かれてるぅ。やっぱり浮かれてるな?カーディフっ(笑)

入場料を払って中にはいると、きゃ〜っ!いきなりドクターのパジャマだ〜っ(笑)
子供達が写真を撮っている隣の宇宙人には目もくれず、ドクターのパジャマをパチパチ撮影する私達。


中にはドラマに登場したロボットや宇宙人、そしてドクターや相棒の女の子たちの衣装が展示されてました。

「ドクター・フー」は元々は60年代から20年(!)も放送されていたドラマでした。(ドクターは自分の体を再生して全く別人として生き返る能力があるんですね。だからドクターを演じる俳優が交代しながら長期に続いていたそうです。ちなみに今のドクターは10代目。)そんなドラマが21世紀に甦って大人気となっている訳ですが、このエキシビジョンでも、昔のドクター・ファンだったお父さんが、今のドクター・ファンの子供に色々教えてやってるなんて光景が見られましたよ。

「うわっ!ダーレクだっ!!(汗)」


こいつは見た目はもろ60年代チックなロボットですが、自分たち以外の生物の存在を許さずひたすら抹殺していく宇宙最悪な種族なのです。そしてドクターの故郷を消滅させたドクターの宿敵!

でもこんなのはただの展示物だからね〜。
「撮影に使われた本モンかな?以外と小さいね。」
なんて話していると、いきなりっ!
「EXTERMINATE ! EXTERMINATE !(抹殺せよ!)」
と、ダーレクが動きだし、レーザー銃がこっちを向いたっ!
ダっ、ダーレクが生きてる!?

んな訳はなく、横にあった「DON'T TOUCH !」と書かれたボタンを子供が押していた(苦笑)あ〜っ、ビックリしたぁ。しかし作りモンと分かっていながら、やっぱりダーレクが動き出すとけっこう怖い。

その子に「DON'T TOUCH IT !」と注意すると、子供が喜んでまたボタンを押しやがった。するとダーレクがまた動きだし、
「ギャ〜っ!!」
だから怖いっていうのっ!
「『DON'T TOUCH IT』なのっ!」
と言うと、また子供は面白がる。そしてダーレクがまた動き出すっ!
「ギャ〜っ!!!」
なんてことを繰り返し・・・私達、からかわれてるのか?


こんな感じのエキジビジョンでした

と、こんな感じでエキシビジョンを満喫。

そしてショップに突入!フィギアからお菓子からシールから弁当箱からなんでもあります。
「きゃ〜っ、何これ?欲しい!」
「うひゃ〜っ!これ、見て見て!」
と、子供をさしおいて2人で大はしゃぎでした(苦笑)

「この近くにもロケ現場があるから行ってみない?」と、Kさん。
エキシビジョンのショップで購入したロケ・マップを見ながら向かうと、すぐ近くにある人気のない道がその舞台でした。
「あ〜っ、そうそう!あのシーンの道だぁ。」
ドラマではいかにもビジネスマンたちが行き交う大都市のオフィス街という雰囲気だったのに、実際はさびれた通りで、ドラマのロケーションを探し出す人ってすごい想像力だなぁ。

それから中心地に戻る道の途中にもロケ現場があるそうなので、雨上がりの中を2人で歩いていくと、「この辺りじゃない?」と脇道に入ったところにそのパブと公園がありました・・・が、しかし、周りの住宅地の雰囲気があきらかにヤバい(汗)そそくさと退散しました。

すでに中心地までの道の途中あたりまで来てしまっていました。でも
「バスに乗った方がいいよ。雲行きが怪しい。」
と、Kさん。確かに向こうの方に黒い雲が見えるね。
すると近くのバス停の屋根の下に入った途端、いきなりバラバラっと激しく降り出しました。 「すごいねぇ。歩かなくて良かったね・・・あれっ?雨が白い?・・・うっげ〜っ、雨じゃなくてヒョウだっ!」
数メートル先すら見えないほどのヒョウの土砂降りでした。ウェールズって、普段からこんな天気なの??

そんな激しいヒョウも5分ほどで止み、また青いバスに乗って中心地に戻りました。


MADE IN CARDIFF レッド・ドラゴンはウェールズのシンボル

で、いい加減にお昼を食べようと、しつこくフィッシュ&チップスを求めてウロウロするものの、お店が全然見つからりません。ロンドンならすぐに見つかるのに・・・。
食事を出してくれるパブ(居酒屋)に入っても、混雑しているので食事はダメだと言われるし、他の店もどこも人でパンパン。
「どうなってんだ〜!!」
と、思ったら、そこはミレニアム・スタジアムの真ん前でした。
カーディフのミレニアム・スタジアムは7万人も収容できる巨大スタジアムで、この日はどうやらラリーが開催されていたみたいです。だから周りのお店がどこも一杯な訳でした。

それでもなんとかこじんまりしたレストランに入って、そしてそこにあったフィッシュ&チップスにありつきました。ロンドンの街角で食べるようなジャンクなヤツと違って、ちゃんとした料理だったので、そりゃ当然おいしかったです。
でもすでにアフタヌーンティーの時間(しかもそれすら終わりそうな時間)だったので、周りのオバちゃん達が食べていたスコーンも美味しそうでした。

そして帰りのコーチの時間になり、カーディフともお別れ。
疲れていたのか、コーチが走り出した途端、急に車に酔ってしまい、空いた席に横になって爆睡してしまいました。

そんな訳でさすがにこの日のMystery Jetsのライブは断念しました(終了時刻が午前2時になるようなライブに行く体力はもう残ってません〜。)

なのでKさんとご友人についていって、チャイナ・タウンでほとんど夜食のような夕食を楽しく頂きました。体力は残ってなくても胃は丈夫です。