THE FUTUREHEADS in LONDON/2007年11月

11月29日/THE FUTUREHEADS in LONDON(その3)

そして、この日のライブの目玉は、先着200名にスペシャル7インチ・シングルが配布されるということでしたっ!
しかしっ、そのために早く並ぼうとやって来たのに、悲しいほど誰もいなかった訳で、しかも入場の時にはシングル盤は入口で山積みになってました。完全にほったらかし状態(苦笑)せめて手渡しで配りなよ。

おまけにこの日はステージ前に柵がなく、セキュリティもいませんでした。 う〜む、ラフというか、アットホームというか、そんなに適当なライブなのか(笑)

お客さんたちの荷物置き場と化したステージ(笑)にもたれてKさんと話していたら、1人の東洋人女性から英語で話しかけられました。聞くと彼女は韓国から来たのだそうです。
そういえば最近は日本のフェスを見にくる韓国人が増えているし、韓国でもこういうUKモノを聞く人が増えたんだね。
「どう?韓国でフューチャーヘッズは人気があるの?」
「え〜っと・・・・」
すいません、いきなりビミョーな質問でした。

そして彼女は2週間イギリスに滞在してライブを見まくるんだそうです。
「他はどんなライブに行くの?」と私。
「明日はインターポールを見に行くよ。」
「あ〜っ!私達も行くよ!」
「ほんと!?その次はミステリー・ジェッツ!」
「あ、それも行くつもり!」
なんて盛り上がっていたら、
「他にどんなバンドが好きなの?」と聞かれ、
「さすがにモリッシーとは言えないなぁ。」
「私もさすがに某バンドの名前は。」
と、Kさんと苦笑い。

そこで「あなたはどんなバンドが好きなの?」と切り返すと、
「モリッシー!!」
と、即答されてしまいました(笑)
まだ若そうなのになんでよりによってあんなオヤジを即答・・・。

「去年の5月にロンドンでモリッシーを見たよ。」と、彼女。
「あっ!パラディウム・シアターのライブ!?私も見たよ!」
「え〜っ!!ほんとに!?それからその後でニューカッスルでフューチャーヘッズを見たの。」
「あっ!それは私が見に行ったよ!」と、Kさん。
3人で笑い転げてしました。

そんなことを話している間に最初のサポート・バンドが登場です。
アメリカの硬派ストレート・エッジ系なパンクバンド、HIFI HANDGRANADESでした。と、言っても、その日が見るのも聞くのも初めてなバンド。まぁ普通かなぁ。

そして2番目がグラスゴーのバンド、DANANANAYKROYD。
実はこのバンドのベーシストがバリーの彼女なんです(苦笑)そんな訳で(?)さほど期待もしてなかったんですが、これが以外と面白かった!
ツイン・ドラムとギターが鳴り響く中で、ヒョロヒョロのボーカルが勢い余って客席に飛び込んでくる(すると皆が7インチレコードをかばって逃げる(笑))久々なアンダーグラウンドな音ですが、でもどこかポップでなんか微笑ましい。
こういう系統のイギリスのバンドはなかなか日本では見られないもんね。家でCDを聴くような音楽じゃないけど、ライブは楽しかったぁ。