THE FUTUREHEADS 2011 UK超マイナー夏フェス巡り

 
 
 
  
PETERBOROUGH FESTIVAL 2011 10/JULY/2011 (その2)    

そして「サンダーランドから来たフューチャーヘッズです!」とMCが叫ぶと大歓声!でもフューチャーヘッズはのほほんと登場。

「ARE YOU READY TO ROCK !?」のバリーのお馴染みの掛け声から「THE BEGINNING OF THE TWIST」「DECENT DAYS & NIGHTS」と一気に続き、ステージ前はすでにモッシュ状態。ビールが飛び交う、飛び交う(涙)そしてチビっ子達もさっさと親に救出されていました。


前髪が伸びたロスです

でもそんな騒ぎもよそに、さっそくバリーは「さぁ、どうやってビールの栓を開けるかな?」と言って、今回はペットボトルのキャップでポンッ!確かにウケるけど、そんなに自慢の芸なの??(笑)

そしてこの日は観客がやたらと合唱を始めて
「それはサッカーの応援歌か?まったくーどいつもこいつもサッカーかよ。バドミントンはどうだ?ウォーターポロは?」と、彼らをからかうサッカー嫌いなバリー。どんだけマイナーなスポーツをお勧めしてんのよ(笑)

ラストのハモリがカッコいい「FIRST DAY」、「うわ〜っ!フェスでこの曲やっちゃうの?!」でも個人的には大興奮の「THE CONNECTOR」(ロスはまだこの曲ではギターで懸命のようです(苦笑))新旧織り交ぜて一気にライブは進んでいきます。


マジメにギターを弾くバリー

この日のステージ前もかなりメチャクチャな暴れ方。でも「盛り上がらなきゃソン」的な空気はあるものの、昨日よりはストレートにヘッズさんを楽しんでいる感じ。

そんな観客の反応と、2日目のライブということもあるのか、ヘッズさん自身もかなりリラックスしてテンション高めです。

バリーも広いステージを楽しんでいるかのように、あっち行ったり、こっち行ったり、ヘンな決めポーズをとったり。(笑)
「SKIP TO THE END」の前にはジャフと一緒にピョンピョン飛んで「BOUNCY BOUNCE」を実演したり、歌うロスにイタズラしたりと忙しい。

しかし急にバリーが3人に耳打ちして何やら相談を始め、「えっ!?アレやるの??」とビックリしたようなロスたちの反応にこっちも「何する気!?」とドキドキ。
「ちょっと変更して、いつもとは違うことをやるよ」とバリー。そして始まったのはなんと4人のアカペラ曲でした!!

あまりに観客の暴れ方が危なっかしいので、彼らを落ち着かせるために、急遽イングランド北東部のトラッド・ソングをアカペラで2曲披露したのでした。
一曲は「ドンカウ」(と、バリーが紹介していたけど、正しいタイトルは分かりません。)昔、「ドンカウ」というパブが火事になった時、皆が逃げるどころか倉庫になだれ込んで酒を全部飲んじゃったという歌。 そしてもう一曲は「キーパー」。サンダーランドが森林だった頃の狩りの歌だそうです。


ヘンな決めポーズ(笑)

これがカッコいいんだぁ!これまでも「JUPITER」みたいに曲の中でアカペラはあったけど、丸々アカペラをライブで見るのは初めて。見事なハモリもあり、個々のソロ・パートもあり。去年のBBCのインタビューの中でアカペラ曲を集めたアルバムを作ると話していたけど、こんな曲も練習してるの?

しかも適度にノリの良いトラッド・ソングだから、観客の盛り上がりを保ちつつもモッシュ状態を静めるのにピッタリ。さっすがライブ・バンドだね〜。


なんて感心していたのに、そこで「CARNIVAL KIDS」に突入してしまえば、この努力は水の泡(笑)
またモッシュ状態の大騒ぎとなり、どうやらクラウド・サーフ(人の頭の上を泳ぐヤツね)をやった子が落っこちて怪我をしてしまったみたい。ステージ上からモッシュ・ピットを気にしていたバリーが「あ〜やっちゃったな」と苦虫つぶしたみたいな顔してました。


「ロス、髪型が乱れてるよ?」「だからねバリー、歌ってる最中なんだからさ(苦笑)」

だからと言ってライブ中止なんてことはなく、お馴染み「フューチャーヘッズ・シンギング・ゲーム」の「HOUNDS OF LOVE」は大合唱で、そしてラストの「MAN RAY」ではまだまだ陽が高い時間で、アレはどうするの?と思っていたら、バリーたちもちょっと苦笑いしつつ4人で「GOOD NIGHT !」の連呼でシメたのでした。


真っ昼間にGOOD NIGHTの決めポーズ

ライブ後にはロックなキッズ達(笑)に囲まれるバリー。地方では人気モノだね、バリー(笑)もっともロンドンでは誰もヘッズさん自体に話しかけないけど。

なので人気モノじゃない(?)ロス&ジャフ&デイヴとお話していたら、ちゃんとヘッズさんのTシャツを着て来たキッズはロスを見つけて大喜び。なのにデイヴなんて通りがかりのニイちゃんに「ヘイ!ドラマー!」呼ばわりされてた(苦笑)

「お〜っ、久しぶりだね!しばらく来てなかったよね?」とジャフ。
あの〜日本からではこれが精一杯です(苦笑)
確かに前回見に来たツアーの時にジャフと話をする機会が無かったから・・・と思っていたら、あれぇ?去年よりなんだか顔が丸くなってませんか??お腹もなんだか・・・??もしかして(また)お太りになりましたかっ!?
も〜っ、前回は痩せてすごくハンサムになって惚れ直してあげたのに(上から目線)・・・なんてコトはもちろん本人には直接言えませんけど。マラソンをやめちゃったのかなぁ?

「今回見に来るのは昨日と今日のライブだけなの?」
「来週のロウチェスター・フェスティバルも行くよ。レンタカーを借りてね!」
「マジで!?大丈夫かよ〜。俺たちだって『ロウチェスター』なんてどこにあるのか分かってないのに」と笑うジャフ。
おいおい、大丈夫ですかぁ?(笑) 「お互い、ナビが必要みたいだね〜」と言うと、「全くだよ」とうなずくジャフでした。


ライブ後に久々に4人まとめて記念撮影。ドヤ顔なバリー(笑)5年前と比べてみる?

ヘッズさんたちは今日サウスポートから移動してきて、そしてこのままお家に帰るとのことでした。
「今日はここに泊まるの?」とロスに聞かれ
「ううん、ロンドンにホテルをとってあるから帰るよ。」
「それは良い選択だよ」と笑ってうなずくロス。「ここに泊まってもきっと何もないからねぇ。」

なんて、ささいな話しをあれこれ3人として、そしてまだキッズ達に囲まれるバリーに「また来週ね!」と手を振ると、慌てて走ってきて頬チューしてくれたのは良いのですが、そのまま勢い余って思わず隣にいたダンナにまで頬チューしそうになってました(苦笑)(さすがに思いとどまって、苦笑しながらダンナとハグハグしてましたが。)

こうしてヘッズさん達と別れて、この後もまだまだ続いているフェス会場を後にして街へ戻ると、うわっ、まるでゴーストタウン(汗)街に人が全然いないよ〜。
日曜日なのもありますが、お店もみんな閉まってしまい、広場でサッカーをしている子供達の声だけが響いていました。う〜ん、ロスが言ってた通り、ロンドンで泊まるようにしておいてよかったぁ。


ピータバラ大聖堂

とはいえ、日暮れにはまだ程遠いイギリスの夏の空の下、誰もいない街を歩くのも良い気分。このまま帰るのもちょっと勿体ないので、まだ開いていたピータバラ大聖堂を見学してから駅に向かいました。

それにしても・・・ヘッズさん達もまだ場所が分かっていない(笑)来週のロウチェスター・フェスティバル。無事にたどり着けるのかなぁ〜。

 
 
  

THE FUTUREHEADS
UK FESTIVAL 2011

・SOUTHPORT 9/JULY/2011 (SAT)
・PETERBOROUGH 10/JULY/2011 (SUN)(1)(2)
・ROWCHESTER 16/JULY/2011 (SAT)(1)(2)


その他のライブ
GUITAR WOLF 8/JULY/2011 (FRI)
AVI BUFFALO, ADMIRAL FALLOW 12/JULY/2011(TUE)
DOG IS DEAD 13/JULY/2011(WED)
HURTS 14/JULY/2011(THU)
LATITUDE FESTIVAL
DUTCH UNCLES, THE CHAPEL CLUB, ESBEN & THE WITCH etc
15/JULY/2011 (FRI)

THE CROOKS 19/JULY/2011(TUE)
MUCH ADO ABOUT NOTHING (DAVID TENNANT & CATHERINE TATE) 20/JULY/2011(WED)
イギリスこぼれ話

PETERBOROUGH FESTIVAL / SONG LIST

THE BEGINNING OF THE TWIST
DECENT DAYS & NIGHTS
HEARTBEAT SONG
STRUCK DUMB
MEANTIME FIRST DAY
THE CONNECTOR
SKIP TO THE END
THE CHAOS
アカペラ・ソング2曲
CARNIVAL KIDS
HOUNDS OF LOVE
MAN RAY