そして1年振りのフューチャーヘッズ!!
なんの覆いもないので、ステージ横で待機するメンバーが丸見えです(笑)ファンが歓声を上げると、拳をあげてそれに答えるメンバー。
そして円陣を組んで気合いを入れて、ステージに登場っ!
オープニングの「Meantime」から場内大合唱!
この日は18歳未満入場禁止だったので、大人なファンが多いのかひどく押されることもなく、確かに警備もいらないほど落ち着いてました。
でも「ファン濃度」はすんごい濃いよぉ〜。新曲以外は全曲が大合唱!
おなじみの「Hounds of Love」なんて、なんの前振りがなくても、ロスが「オーッ、オッ、オっ!」と歌い始めた途端、ちゃんとロス・チームとジャフ・チームに別れて大合唱でした。
なんだか会場中が「待ってたぜっ!フューチャーヘッズ!」な空気で満ちあふれていました。
そして新曲も5、6曲ほど初披露。私の心配など不必要でライブではバッチリ決まってました。アップ・テンポとミディアム・テンポな曲が半々くらいで、2ndのハードな曲の延長線上にあるような曲調でした。カッコいいですぅ!
と、言っても、実のところ、我々が陣取ったロスの正面は、彼のギターのアンプから出てくる生音がデカ過ぎて、細かいところはあんまりよく分からなかったかも(苦笑)
「次の曲はパンク・タンゴだぜ」と紹介された曲の時のバリーの腰のミョーな動きが気になりました(笑)
2ndの曲は少なめだったけど、「Worry about it later」もこの日はハードめでカッコよかったです。
アンコールは「Area」と、去年のツアーに引き続いて「The Picture of Drian Gray」。
そしてロスの掛け声がっ!
「WHAT A PIECE OF CRAP !! PIECE OF CRAAAP !!」
ギャ〜っ!!マジですか!「PIECE OF CRAP」だぁぁ!!!
もう拳を振り上げて思いっきり叫んじゃいましたよ。来日ツアーの時に彼等にこの曲をリクエストしたのを覚えて・・・いる訳ないよなぁ。ともかく嬉しいっ!
それまで音や映像で聴いていたよりハードな音の「PIECE OF CRAP」でした。
なんつーのかな、今のフューチャーヘッズはイギリスのポスト・パンクのひねくれを残しつつ、アメリカのパンクみたく音が重くなってる感じ?なんて分かったような顔して語ってみる。
なんだかあっと言う間のライブでした。
やっぱり彼等のライブは最高っ!ほんとにいいバンドだよ、君たちはっ!と、メンバーみんなの頭をなぜてあげたい気分。イギリスまで来た甲斐があったってもんさ。
ライブの後はすぐに会場から出されてしまい、窓の外の景色が見られませんでした。なので、Kさんとテムズ川沿いまで降りて行ってちょっとだけ夜景を堪能しました。夜のテムズ川なんてなかなか来る機会がないですもんね。
「あっ!ロンドン・アイ!」
「あそこから出る電波でマネキンが動いちゃうんだよね〜(笑)」
なんて、ドラマ「ドクター・フー」にハマっているKさんと盛り上がっちゃう(このドラマの話しはまた2日後に)
そしてこの日も会場でそのままアフター・パーティーになってしまい、外でメンバーを待ってみたけれど、とにかく川から来る風が冷たくて、風邪が悪化しそうです(涙と鼻水)
それにしても、去年のツアー・サポートのマカビーズと同じく、フューチャーヘッズのメンバーを待つ日本人がとにかく物珍しいのか、今回はDANANANAYKROYDのメンバーたちにやたらと話しかけられました(苦笑)
「これ、あげるよ」と今日のライブのタイム・テーブル表を持ってきたり、「僕らのパスをあげるから中に入ってきたら?」と言われたり。
そっ、そんな「AAA(ALL AREA ACCESS)」のパスなんてもらえないです(汗)と、しおらしく断ったものの、外のあまりの寒さに「もらっていればビルの中で待てたんだねぇ」と、ちょっと後悔(苦笑)
そんな訳で今回はメンバー待ちを断念、と思ったら、デイヴがタバコを吸いに外に出てきました。だからなんでいつもデイヴなんだろう?
バリーに写真を渡しそこねていたのでデイヴに頼むと
「なんだよ、俺のよりたくさんあるじゃないか。俺がもらっちゃおうかな。」
なんて少々すねてました。他のみなさんにもよろしく伝えてもらい、
「あっ!そうそう!『PIECE OF CRAP』を演ってくれてありがとう!あれ、大好きなんだ!」
と言うと、ガッツ・ポーズのデイヴでした。
なんだ、デイヴもあの曲は好きなんだ。
ロスもジャフも演りたいって言ってたし、そうなると、あの曲を演りたがらないのは・・・あいつか(笑)
でも新曲じゃなくて古い曲を褒めてちゃダメだろ(苦笑)
とにかく楽しかったです。
もう12時近く。地下鉄で帰るもの面倒だし、ホテルまでの距離も近いし、2人なんだし、タクシーに乗っちゃえ、と黒塗りロンドン・タクシーを捕まえました。天井が高くて広い(後ろに5人くらい乗れます)タクシーは日本と全然違うから、ロンドンに来たなぁって気分になります。
Kさんと別れて自分のホテルに帰り、熱〜いお湯を張ったバスタブにじっくり浸かって、体を温めてから寝ました。高いホテルだけど、こういう時はバスタブ付きでよかったなぁとシミジミ実感。
今回のライブの写真はこちらをクリック。
ロンドンの夜景