DOCTOR WHO OFFICIAL 50TH CELEBRATION in LONDON part 4
22 - 24/NOV/2013


でっかいイベント会場

「Weeping Angelグループの人間どもよ、パネル・セッションは終わった。早くこの会場を立ち去れ!さもなければEXTERMINATEだっ!」なんてダーレクのアナウンスに追い立てられたセッション会場の向かい側が、巨大倉庫のようなホールを使って開催されていたもうひとつのイベント会場です。


この扉の向こうにドクターの世界が

金曜日は運良くジェナ・コールマンのサイン会チケットをゲットしていたのですが、この日は入場してすぐに「SFX SHOW」、そしてその後すぐに彼女のサイン会というスケジュールだったので、会場全体を把握する暇もなく、右も左も分からず大慌て。購入メールには「ボックス・オフィスでチケットを受け取るように」と書かれているのに、そのボックス・オフィスの場所すら分からない。

人波をかきわけてインフォメーションに行くと、「そのままサイン会場に行けばいいわよ」と言われ、「私、英語を聞き間違えてないよね?」なんて不安になりつつ、イベント会場の入場口に向かうと、うわぁ、人がギューギュー(汗)

なんでこんなに混雑してんだよっ!?と、また人波をかき分けていくと、ん?舞台セットのようなハリボテのレンガの壁にスクラップ・ヤードの青い扉?そしてその扉を抜けると、うわぁ、ゴミ捨て場にターディス!!おおおっ!そうなんです!このイベント会場の入口は、50年前に放送された「ドクター・フー」の第1話を再現していたのです!そして、その扉をくぐると「ドクター・フー」50年の歴史が待っているという演出だったのです。感動!

・・・とは言え、今はジェナのサイン会にいかねば(苦笑)焦る、焦る!

Sining Session

会場のど真ん中に設置された「Autographs」の会場にやっとたどり着くと、うわぁ、ここも長蛇の行列!焦る、焦る!わっ!ジェナがブースにいる!焦る、焦る!・・・と、こんな感じで舞い上がってしまったので、ようやくジェナにたどり着いても何にも考えられず、サインを貰うのが精一杯でした。急かされる事も無く落ち着いたサイン会だったので、一緒に写真を撮れば良かったかな(涙)


とてもかわいかったジェナ

とりあえずDOCTOR WHOマガジンの50th記念号に載っていた彼女のインタビュー・ページにサインをもらいましたが、「名前は?」と言われ、チケット購入メールに載っていた名前を見せると、「あ、そのまま見せていてね。あなたの名前、覚えられないわ」と笑ってました。そりゃそうですよね(笑)「日本から来ました」と話すと、笑顔で「Amaging!」と言ってくれました・・・ま、これが精一杯の会話でした。赤いワンピース姿のジェナはやっぱり可愛かったですよっ。

ただ、今回のイベントでのサイン会。ジェナやクラシック・ドクター達以外の出演者のサイン会が閑散としていて、見ていてちょっと寂しかったです。去年のイベント(DOCTOR WHO CONVENTION→)では、マットたちメイン出演者以外のサインは並べばもらえたのですが、今回は全ての出演者がチケットを購入しなければならず、それではなかなか行列はできないよなぁ。


カトリンもかわいかったです

ジェナの隣には、ジェニー役のカトリン・スチュワートがいましたけど(何度も共演しているからか、仲良さそうでしたよ)彼女にサインを貰いにくるファンもほとんどいない状態でした。BBCも、もう少し考えろよぉ。

でもカトリンも近くで見られて、可愛かったですよ。

余談ですが、ジェナのチケットをゲットした時の話しを少し。

マット・スミスのチケット以外は、イベントの10日程前に一斉に発売されましたが、当日は販売開始前からオフィシャルのトップ・ページすら開かない状態。なので、最初から諦めましたが、その数日後にオフィシャルを見ると「追加販売してます」とのツイートが。

一斉販売の時に、なぜか金曜日のジェナのチケットは販売されていなかったので、「まさかね」と思いつつもチェックしてみると、フツーにジェナのチケットが売られていて、特に混乱もなく購入できたのでした。数時間後に見るとすでに売り切れていたので、ほんとに運が良かったんですが、とにかくイギリスのイベンターは油断がならないのです(苦笑)

Other attraction

そしてカトリンはサイン会だけでなくトーク・ショーもやっていました。


ローズの母ちゃんだぁ!懐かしい!

こちらは出入り自由の小さなステージで、入口にタイム・テーブルが掲示されていましたが、名前を見ても誰が誰だか分からない(苦笑)それでも前を通るたびに「おっ!ローズの母ちゃん!?」「あっ、ドナのジイちゃん!」なんて、新シリーズの出演者たちも出ていて、その度に足を止めて見ちゃいました。観客はそんなに多くないけれど、質問するファンとワンツーマン状態で会話したりして、楽しそうなステージでした。

今回のイベントでは大勢のファンがコスプレしてきていましたが、一番多いのが当然(?)ボウタイにツイード・ジャケット姿の11thドクター!その次は当然10thだねっ。4thのマフラーを巻いてるファンも多し!女の子たちはやっぱりエイミーやクララかな?オズウィンのコスプレは可愛い。そしてオバさま達にもコスプレの道を開いたのは当然リバー・ソング(笑)


女の子にタジタジのサイバーマン

さらに女性に多かったのが、手作りのターディス・ドレスやダーレク・ドレス(ターディスやダーレクをモチーフにしたドレスです。)そうそう!パネル・セッションの時にも一列目にそんなコスプレの人がいて、「こんなトコにダーレクがいる!!」とマット・スミスに大受けでした。みんな、このイベントのために準備してきたんですねぇ。

モンスターのコスプレも多かったけど、たまにWeeping Angelなのか「Voyage of the Damned」のエンジェルなのか分からないビミョーなコスプレも(苦笑)でも、車椅子のファンが、車椅子ごとダーレクのハリボテを被って動き回っていたのは傑作でした!

ただ・・・私としては不満だったのが・・・11thドクターのコスプレをしながら、ブーツを履いている奴がいないんですよっ!!みんな、サンド・シューズ・・・じゃなくて、スニーカーなんですよっ?!11thドクターのファッションの要は、裾をロールアップしたパンツとレース・アップのショート・ブーツでしょ!?ツメが甘過ぎますよっ!!

その点では、エイミーの婦人警官コスプレをした子はちゃんと後ろにシーム(縫い目)のあるストッキングを履いてましたよ。オズウィン姿の女の子も赤いバスケット・シューズを履いていましたしね。女子のコスプレは細かいんです!


WALKING LIKE A MONSTER
モファットはペグドールが怖いそうで、「なんであいつらが会場にいるんだよ!?」と、パネル・セッションで騒いでました(笑)

イベント会場では他にもいろんなステージがあり、「WALKING LIKE A MONSTER」ではモンスターの振り付け担当が、サイバーマンやペグドールと一緒に、彼等の動きを子供達に教えていました。

そして「STUNT SCHOOL」では、マット・スミス専属のスタントマンが11thドクターの衣装で、ちゃんとフェズまで被って、ジャンプの実演をしていました。子供達が大はしゃぎで後からトランポリンに次々と飛び込んでいましたよ。

今回は子供でも楽しめるドクター・フー・イベントなので、「ドクター・フー」の子供向け週刊誌「DOCTOR WHO ADVENTURE」が、お絵描きブースを出したりしていました。


写真の11thドクターのシャツはポール・スミスだそうで、このドラマで使われたのをきっかけに限定で復刻版が発売されたとか。

そして特殊メイク担当や、衣装担当、美術担当などなど、ドクター・フーを作っている裏方たちがそれぞれブースを出していて、なんだか学園祭みたい(笑)その分野に興味があるファンたちが熱心に質問していました。

そんな中で地味に楽しかったのが衣装担当たちのトレーラーです。「なんだろう?」と訳も分からないまま入ってみると、そこには撮影に使用した衣装がトレーラーの壁一面にギューギューと!

10thドクターや第5シリーズでの11thドクターの衣装、ローズやエイミーの衣装なんかもあって、11thのボロボロのツイード・ジャケットには思わず「『THE BIG BANG』の時のもの??」なんて勝手な想像を働かせちゃったりして。

11thドクターのヨレヨレになったパンツのスタッズや、エイミーのレザー・ジャケットには、服のブランド名がついていて、意外と既製品を使っているんですねぇ。ちなみにエイミーのは某バンドと同名のUKブランドのものでした。