2度目のシリア旅行 2007年7月
ーアラビアのロレンスを巡って、再度中東へー
7月19日 / ドバイからダマスカスへ
ドバイ行きのフライトは夜10時45分発なので、早めに着いた空港で軽く夕食をとりました。そして、夏の中部国際空港では、ドイツのミュンヘン空港で醸造されているビールが販売されているので、フライト前に軽く一杯。シリアでは基本禁酒ですからね。ベルギーの白ビール「ヒューガルデン」に似た、爽やかなビールでした。
そして出発ゲートに向かうと、自分たちのファッションが周りの人達と違うことに気付きました。ドバイに行く人達は、とってもリゾート気分なファッションなのに、私達といえば、砂漠の強い日差しを避けるために、長袖にロングパンツで完全防備。足下は遺跡のどんな岩場でも平気なボロボロなスニーカー・・・汚い夫婦だなぁ(苦笑)

ダマスカスまでの空路は窓側を!
昨年搭乗した時は気分が悪くて食べ損ねたエミレーツの機内食をやっと味わい、そしてひたすら寝て、朝4時にドバイに到着しました。
ダマスカス行きは朝7時なので、ドバイの免税店をブラブラしてみました。24時間営業の免税店を見ていると、あれもこれも欲しくなってくるけど、荷物になるのでガマン。でも、スウォッチの時計を購入してしまいました。ちょうど時計がなかったし、これなら荷物にならないから、と思ったのに、なぜかスウォッチ特製ビジネス・バック(ノートパソコンも入れられるようなゴツイやつ)がおまけについてきちゃった。こんなモンを空港で配るなよ(涙)
ともかく、ダマスカス行きは定刻通りに出発し、窓際の席をとった私はワクワクでした。このフライトはロレンスが横断したネフド砂漠が見られるはず!去年は通路側に座っちゃったからね。
ダマスカスまでは約3時間。そろそろネフド砂漠の上か、と外を見ると、
「うっひゃ〜っ!すごい!すごい!」
巨大な白い川の跡がナスカの地上絵のごとく砂漠一面に広がっているっ!まるで巨大な樹木の根が地平線の彼方まで描かれているみたい。そうかと思うと、砂漠の中から現れた黒い山々は、まるで等高線が刻まれたように浸食されて、埃をかぶった博物館の古いジオラマのよう。その山が見えなくなくなると、今度は巨大なアリジゴクの巣のような火口の砂山が、水平線に向かって直線に並んでいる。
「ちょ、ちょ、ちょっと見て〜っ!!」
見た事もないような風景の連続に、寝ているダンナを何度も起こしてしまいました。ロレンスが実際に通ったネフド砂漠よりは内地寄りかもしれませんが、ダマスカスに行かれる際はぜひ窓側の席をとってみてください!(でも、帰りは厚い雲に覆われて、全く景色が見られなかったです。砂漠でもそういうコトがあるんですね。)
そして1年振りのダマスカスに到着!
