THE FUTUREHEADS ■QUATTRO NAGOYA ■ 5/Sep/2006

この日は午前中だけ仕事(今年はちょっと休み過ぎたから。)でも、仕事中もついついフューチャーヘッズを口ずさんでいます。

そしてKさんたちから、「やっぱり新大阪駅にファンは誰もいませんでした。」との連絡が(苦笑)しょうがないなぁ。そんな訳で、私が名古屋駅で新幹線から降りて来たメンバーを「名古屋へようこそ」と、お出迎えしました。同じ新幹線で到着したKさんたちと合流。新大阪駅でバリーに本当にボーリングに言ったのか聞いたら、「おうっ!」と、またしても華麗なフォームを披露してくれたって。そして1時半発の新幹線で名古屋に来たので、ほんとに12時半まで寝てたんだな。

そして名古屋のパルコへ。ホテルにチェック・インに行ったKさんたちとしばし別れて用事を済まし、会場のクアトロ前で入り待ち。今日は「Worry About It Later」のシングルのポスタージャケットを持っていて、そこに全員のサインが欲しかったんですが、でもなぁ・・・私同様に彼らを待つファンの方と、
「2人でメンバー4人は引き止められないね・・・」
と苦笑いしてしまうほど、人がいない(笑)

下の階へ降りると、ちょうどメンバー全員と遭遇しました。「あ、あの、全員のサインが欲しいんだけど!」とロスに声をかけると、「何、何?」と言わんばかりに全員が集まってきて、ホイホイと手渡ししてサインしてくれました(笑)悩んでソンした。

メンバーの後からKさん達もやってきて、皆でまたメンバーと少し話しをしました。メンバーはなぜか既にステージ衣装に着替えていて、バリーは久々の黒いシャツにベスト姿。
「バリーはやっぱりあの服装がいいよね」と、後でKさんたちとウハウハ。
「そうだよね。やっぱりバリーはシャツの方がカッコいい。それにやっぱりベストにはシャツだよねぇ??Tシャツにベストのコーディネートは・・・(笑)」
それにしても、なんで最近はいつもベスト姿なんだ??バリーのマイ・ブーム?それでもカッコいいから許すけど。

で、私は今日はロスにちょっとしたプレゼント。6年くらい前のトヨタ・カップで配られていたマンUのビニールバッグを、マンUファンのロスにあげました。
「えっ!?くれるの?ありがとう〜!」とロス。
「最近のマンUの調子はどう?」
「まだシーズンが始まったばっかりだけどね、首位だよ!!」と、めちゃくちゃ嬉しそう。
「土曜日には試合を見にいくんだよ!」
「え?だって今、日本にいるのに??」
「木曜日に帰るんだから大丈夫だよ!」
大きな体をかがめて、わざわざ私の近くに顔を寄せて話すロス。ははは、かわいいぞ。

「デイヴ!名古屋はどう?」
「いいんじゃない?でも静かだね。」
「まあね。大阪や東京に比べるとね。だって人が住んでないからね(笑)」

せっかく全員一緒なんだし、ライブ写真が撮れないならメンバー全員の写真が撮りたいなぁ。ロスに頼むと、時計屋へ行こうとしてたジャフを大声で呼び止めて、全員集合してくれました。


勢揃い!

そしてツアーマネージャーが「そろそろ」とメンバーを呼んでクアトロへ向かおうとした時、「そうだ、バリー!これ!」と思い出して、持参して来たフィールド・ミュージックのCDを出すと、「おお〜っ!!」と、バリーが満面の笑み!フィールド・ミュージックは、バリーとデイヴがフューチャーヘッズ結成以前にプレーしていたバンドで、5月のフューチャーヘッズのUKツアーでもサポート(前座)を務めたりと、とても縁が深いバンドなのです。そしてCD「Write Your Own History」の中には彼等の昔の写真が載っているのですが・・・
「この写真、バリーでしょ?」
「そうだよっ!この写真も俺だよ!ここにデイヴもいるだろ?これはまだ『エレクトリック・アイ・マシン』ってバンドだった頃でね。デイヴなんて15才だぜ!」
げっ!中坊がドラマーかよっ!?
「俺は19才かな。これはロンドンのクラブ『バーフライ』だなぁ。あっ、彼がフューチャーヘッズのオリジナル・ドラマーなんだよ。知ってる?」
バリーのトークが止まらない(笑)

「このCDの中の曲でプレーしてる?」と聞くと、
「ん〜(曲目を見て)これはしてないなぁ。もうあまり覚えてないんだよね。でも確か1stアルバムには入っていると思うよ。」
「本当は今回のツアーに彼らを連れてこようと思ったんだけど、お金がなくてね。残念だよ。ほんとに仲のいい友達だからさぁ。もうすぐアルバムが出るから、そうすれば彼らが来日すると思うよ。フィールド・ミュージックはどう?好き?」
「うん!ライブも見たしね。フューチャーヘッズのツアーの時に。」
「リバプールでなっ?」と、笑うバリー。
やっと覚えたか(笑)


JAFF

そんな風にすっかり引き止めてしまったバリーもクアトロに向かい、外でリハーサルの音を聞いていたら、一瞬「Help Us Out」のイントロがっ!うわっ、うわっ、こんなシングルB面曲をやるの!?と、皆で興奮!(でも結局やらなかった・・・)

「ここはバックステージが狭いから、メンバーがリハ後に外に出てくるかも」と、私。
「そんなに狭いの?」
「6畳ぐらいかな。あのデカい4人ではギューギューだよ(笑)」
なんて外で話していると、案の定リハが終わったメンバー全員が出て来ました。
「ホテルに帰るの?」と、ついバリーに聞いたら
「いや、下のギター・ショップに行ってくるよ。」
平気で行動を暴露するなぁ(笑)

それから開場になり、デイヴが言った5人よりは多いけど・・・やっぱりお客さん少ない・・・。整理番号が遅い私が後から入っていくと、Kさん達が柵前を取っておいてくれました・・・がっ!バっ、バリーの正面ですかっ!?
「こっ、こんな真ん中じゃなくていいよぉ。私は隅で・・・」
「違うよ、ここが空いていたの。隅は先にロス・ファンに取られちゃっていたから。」
フューチャーヘッズの客席は、ロスとジャフの前から埋まっていくのか・・・人気ないのか?バリ〜(涙)こんな、バリーの大きな鼻の穴がよく見える場所なんて、罰ゲームだよぉ(苦笑)

そしてEさんが昨日買いそびれたトートバックを2枚買ってきました。
「でも残り2枚だったよ・・・」
「え?今日の販売予定数は4枚ってコト!?」
「物販やる気がないなぁ(笑)」

しかも気がつくと、いつの間にかバックステージにメンバーの姿がありました。・・・この会場は客席を横切らないとバックステージに行けないのに、客からウンともスンとも反応がなかった・・・。

それでもライブはいつもと同じフューチャーヘッズ!彼らはどんなライブでも絶対に手を抜かないんだよね。どんなバンドでもそうだと言われそうだけど、それでもバンドによっては、このライブが「数百回のライブの中の一回」でしかないのかな?って感じちゃうコトがあるんだよね。でもフューチャーヘッズのライブに行くと、いつも「今日来てくれた人たちを楽しませよう」という雰囲気があるんですよ。だから好きなんだよね。

演奏した曲目は昨日と同じだったけど、でも客が少ない分だけ反応はちょっとおとなしめ。(後ろで見ていたダンナは「いい感じに全体が盛り上がってたよ」と言ってましたが。)


ROSS

「Skip to the end」の時にバリーが、
「この曲はジャフがタンバリンを叩くよ。彼はフューチャーヘッズのBEZだ!」
というとジャフがBEZダンスを披露!・・・ってネタが古いぞ(笑)(BEZはハッピーマンデーズというバンドのダンサーで、マラカス片手に完璧にラリった目で踊る彼は、80年代後半にイギリスで盛り上がったマンチェスター・ブームの象徴的存在でした。でもその頃、こいつらは8才くらいでしょ?)

そしてロスが歌う「Back to the Sea」の後、いきなりバリーが
「なんで海に戻らないの?俺は海は好きだぜ?」と、文句を言いだす。
「・・・・海には危険なコトが一杯なんだよ」とロス。
なんなんだ、そのマイクを通した雑談は(笑)

今日の「Hound of Love」では、バリーの前説を期待していると、いきなりデイヴがドラムを始めてしまい、そのまま合唱に突入。「兄貴、ダラダラ喋ってんじゃねえよ」という兄弟の確執があったとか全くなかったとか(笑)

そしてアンコールで一人で登場したバリーが「The Return of The Berserker」のイントロを演奏し始めた。うお〜っ、かっこいい!と、ドキドキしていたんだけど・・・一向に他のメンバーが出てこない???すると楽屋口からロスとジャフが「じゃあな、バリー!がんばれよ〜」みたいに笑顔で手を振ってました。客から見えないところでもギャグをかましあう。ほんとに楽しそうだ(笑)

それにしても・・・客が一番少なかったくせに、ライブ後の出待ちが一番多かったぞ!どうなってんだ!名古屋っ!


BARRY

まずジャフがコソっと出て来て、すぐにエレベーターのボタンを押して逃げようとしたけど、あのデカい体ではすぐに気付かれます(笑)あっと言う間にファンに囲まれてました(捕まってしまえば、笑顔でファンに応対してくれるんだけどね。)

それからロスとデイヴも登場。
「ロス!明日が最後の日本のライブだよ。『Piece of Crap』が聞きたいな。」
「お〜っ!!俺もあの曲をやりたいけど、他のメンバーが反対するんだよな。」
速くてパンキッシュなサウンドに3人が交互に歌うあの曲、大好きなのに〜っ!
「おい!ジャフ!!」と、いきなり大声でジャフを呼びました。「なんで『Piece of Crap』 をやらないんだっ??」
「俺のせいじゃねえよ。バリーに聞けよ!」
と、頭が突き出た巨体の二人が、ファンの皆さんの頭の上を飛び越して会話する姿は笑える。
「バリーに聞けばデイヴのせい、デイヴに聞けば俺のせいって言うかもな。」と笑ってました。う〜っ、じゃあバリーに聞いてみる・・・。

しばらくしてバリーが出てきました。皆に囲まれていたのでちょっと遠目から見ていると、バリーがこっちに背を向けて前屈みになってサインを書き始めました・・・が、バ、バ、バリ〜っ!?パンツから脇の肉がはみ出てるっ(絶叫)!!しかもっ!ちょっとピチピチなTシャツを着ていたバリーの脇の肉が何段にもなってるぅぅぅ!!!実は背中がムチムチなのっ?!
「な、なんなの、あれ!!(汗)」
「や、やばいよ、バリーっ!!」
とKさん、Eさんと3人でオロオロしまくり!しかし、気付くと周りの皆が、一斉にカメラでそのバリーの後ろ姿を激写中っ!こらっ、こらぁ!(爆笑)(後日、Kさんがその写真を東京の友人たちに見せたら、全員が「・・・ロス?」と答えました。だよねぇ〜?)5月のイギリスでは、Tシャツ姿のバリーに「二の腕、意外とムチムチしてるね(汗)」と思ってはいたけど、実は全身がムチムチだったのか・・・。
「じつはあのベスト、体型隠しでは・・・・」とKさん。ヒエェェ〜っ!!

ロスについては何も言う気はしないけど、バリーはちょっとねぇ・・・。きっとビールの飲み過ぎなんだろうけど・・・面と向かって言えないから早く自覚してね(笑)