THE FUTUREHEADS TOUR in UK ■　Dec/2006

出発 ■　3/Dec

イギリスへの出発日の12月3日。まずは浦和レッズのホーム最終戦（苦笑）バックスタンドからメインスタンドまで真っ赤に染まった埼玉スタジアムが、総立ちで選手を迎える様はいつ見ても鳥肌モン！そして試合後に「We Are REDS！」のコールで、ちょっとウルっと・・・でも、そんな優勝決定の余韻に浸る間もなく埼スタを飛び出し、上野駅のコインロッカーから荷物を取り出して、そのまま成田空港へ！

夜8時の空港はとっても閑散としていました。浦和のユニフォームとマフラーを預け荷物に詰め込んで、ここからはフューチャーヘッズ・モード（笑）しかし、チェックインでは座席が３人掛けの真ん中しか残っていないと言われました。そんなに混んでいるの？！イギリスに到着したらそのままライブなのに、３人掛けの真ん中なんて一番キツい・・・。

ジャフ・ファンの皆様、「He Knows」をご一緒に！
THE FUTUREHEADS in PYRAMID CENTRE PORTSMOUTH

ともかく、到着したらそのまま会場へ直行なので、ちょっとでも身だしなみを整えておかないと（苦笑）なので、初めて空港のシャワールームを利用しました。時間制限はあるし、安ホテル並みの狭いシャワー・ルームで、とてものんびりとは入っていられませんが、とにかく小ざっぱりできました。既に半パジャマの様な服に着替えて搭乗ゲートに向かいましたが、ゲートにいた大勢の人の中で、一人だけ湯上がりモード（笑）ちょっと恥ずかしかったです。

「でも、丸二日間、横になれないから」と開き直って、ゲートの椅子で体を延ばしちゃいました。売店で購入した「NUMBERS」を読んで一人優勝気分を味わっていると、あれっ？向かい側にいる男性、赤いものを首からぶら下げている。搭乗券が入っているけど、あれはチケットホルダー！？紐に「URAWA REDS」って書いてあるっ！！あなたも埼スタからの直行組ですかぁ！！まさかここで浦和サポに会うとは！今日くらいは、初対面のサポーターとでも優勝の喜びを分かち合ってもいいよねっ？こう見えても内気（マジマジ）な私としては心臓ドキドキ！
「よし！」
と、度胸を決めた途端、その方はスタスタとファースト＆ビジネス・クラス用の搭乗口へと去ってしまわれました。あああ、エコノミーの私には追っかけることはできません（涙）もう少し度胸があれば・・・ユニフォームを機内持ち込みに入れていれば・・・。

フライトではフューチャーヘッズを聞きながら、ひたすら、ひたすら、睡眠。

朝の4時のパリ・ドゴール空港もひっそりしていました。乗り換えのために次の搭乗ゲートに向かうと、ここでは厳重なセキュリティー・チェックが待ち構えていました。イギリスでのテロ未遂事件以来、EU間でのフライトでは、靴まで調べるような厳重なセキュリティー・チェックをしているそうです。特に面倒なのが、機内に持ち込む液体の規制！液体やジェル状のものはすべてジプロックみたいに封のできる透明なビニール袋に入れておくこと、そして容量が100ml以下で、全部の合計が1L以内であることと決まっていました。

なので、事前に準備しておいた液体類をまとめたジプロックを見せると、係員がコンタクトの保存液について何か言ってきました。
「これは120mlと容器に書いてあるからダメよ。」
「でも中身はほとんど入ってないよ。」
「でも容器が120mlだからダメ！」
はぁ？なんだ、そりゃ？？差し出された注意書きをもう一度よく読み直すと、「100ml以下のcontainer（容器）」と書かれている・・・えっ！中身じゃなくて、容器の容量なのっ！？
「でもコンタクトの保存液だから必要なんだけど。」
「ダメ。ここで捨てなさい！」
ああ、イギリスに到着したら保存液を買わなきゃ。

ポーツマスに熊が出たー！！
THE FUTUREHEADS in PYRAMID CENTRE PORTSMOUTH

チェックを済ませてゲートに向かうと、免税店も売店もどこも開いてない。ペットボトルが持ち込めないのに、何も飲み物が買えないのは辛い。しかも、まだ暖房が入ってないのか、ガラス張りの空港は底冷えする寒さ。え〜い、もう寝ちゃえ！と思っても、椅子には肘掛けが付いていて横にもなれない。も〜っ、使えねえ空港だなっ！！

そして出発時間が近づいて、少しずつ人が増えてきたけれど、ゲートが開く気配がない。なんかイヤな予感がしていたら、いきなりロンドン行きのフライトの表示が「DELAY（遅延）」と変わりました・・・勘弁してよぉ・・・。

でも、約30分遅れでロンドン行きのフライトは出発。ほんの1時間くらいのフライトですが、朝食のパンはおいしいくて、ちょっとリラックス・・・していたら、いきなり機体に強い衝撃がっ！「えっ！？もう着陸したの？？」と、外を見ると、まだ雲の上・・・今のは何！？（冷や汗）機長が、着陸に問題があってまだ上空を飛んでいるとかなんとかアナウンスしてますが、フランス語なまりがきつくて分かりにくい。しかも隣の人は前の座席を両手で握りしめてジッとしている。オイオイ、やめてよぉ。

ともかく、かなり揺れはしたものの無事ロンドン・ヒースロー空港に到着。でも、着陸した瞬間、機内が拍手喝采でした・・・何が起こってたのかなぁ（苦笑）