再度、アラビアのロレンス 足跡を巡る旅 in UK May/2006
5月27日/ドーセットへ小旅行 part 1
遂に「クラウズ・ヒル」にリベンジです!
「クラウス・ヒル」とは、イギリス南部にあるロレンスが暮らしたコテージですが、2月にここを訪れた時はシーズン・オフで、管理人と連絡をとって、中を見せてもらえましたが、家具がロレンス展に貸し出されていたりして、本来の状態を見る事が出来ませんでした。(詳しくはこちら→で)それで心残りがあったので、今回はリベンジという事で再訪してきました。
前回はレンタカーを借りての一人旅でしたが、今回はロンドンに住む友人と7年振りに再会して、彼女の運転する車で行ってきました。彼女と久々にメールで話をする機会があり、今回の旅行の事を話していたら、偶然にも彼女が行きたかった世界遺産の海岸が、ロレンスのコテージの近くにある事がわかり、「車を出すから、そこに付き合ってくれない?」と、願ってもいない申し出を頂いたのです!
そんな訳で二人で計画を立て、当日はイギリスの3連休初日だったので、渋滞を避けるため、朝8時にロンドン西部の駅で彼女に拾ってもらい、そこからコテージがあるドーセット州まで高速で一気に南下しました。でも、心配していた混雑も無く、Flaming Lipsの新譜をドライブ・ミュージックに、快調に飛ばしていきました。空は雲が多いけれど、少し雨がパラつく程度で順調なドライブです!
しかし、助手席に座ったナビ(私のコト)は、イギリスの道路地図を見るのが初めてなので、かなり性能が怪しい(苦笑)すると案の定、道を間違えてしまいました。
「サザンプトンの街に入っちゃったかな。」
「そうだと思う。高速に戻るには右に行けばいいんじゃないかなぁ。」
と、かなりあやふやなナビですが、しかし街の中心に入ると、あっ、ここは2月に自分が必死に走った道だ!と思い出し、
「ここを曲がって、ひたすら真っ直ぐ!それから突き当たりを・・」
と、いきなり高性能なナビに変身!無事に高速に戻れました。データにムラがありすぎるナビです(苦笑)その後も記憶を頼りに順調にドライブ。2月は運転に必死だったけれど、意外と風景を覚えているもんですね。
そして予定通りに、11時頃にロレンスのコテージに到着。でもコテージのオープン時間は12時なので、時間潰しに近くのボヴィントン基地にある「TANK MUSEUM(戦車博物館)」に寄る事にしました。ボヴィントン基地はロレンスが1年程勤務した陸軍基地で、HPによると、博物館には小さなロレンスのコーナーがあるそうです。でも、ロレンスは自殺をほのめかす程、この陸軍での勤務が嫌だったのに、そこに彼のコーナーがあるのもビミョーな話だなぁ。

戦車がズラリと並ぶタンク・ミュージアム
広い基地の中を走り、ミュージアムに到着しました。入場料10ポンド(約2000円)は少々高くない?と、思ったものの、意外と充実した博物館で、第一次大戦から湾岸戦争までの欧米を中心とした実物の戦車が、巨大な倉庫の中に所狭しと並べられてました。世界で一番大きい戦車博物館らしいので、マニアにはたまらないだろうな。なにしろ「タミヤ・ルーム」なんて部屋もある(タミヤのプラモデルのモデルになった戦車があるのか、タミヤがスポンサーになっているのか分かりませんけど。)朝早いとはいえ、家族連れも大勢いて、子供より親父やジイさんの方が真剣になってました(笑)
でも、こんなトコに朝から来ている東洋人女二人も、すごいマニアに思われそう(苦笑)だから、私の目的はロレンスですから!。しかし、それらしきコーナーが見当たらない。「ロレンスは第一次大戦の時代だから・・・」と、コーナーを戻りながら探しても、やっぱり見当たらない。切符売場で聞いてみると「そのコーナーはもうないよ」との返事でした。だったら、ホームページから削除してよ(苦笑)
おまけに戦車や武器を見ていると、鳥肌が立って気持ち悪くなってきてしまう。そんな訳で、さっさとその博物館を後にして、クラウズ・ヒルに向かいました。