DOCTOR WHO CONVENTION at MILLENIUM CENTRE CARDIFF
FILMING LOCATION in CARDIFF part 2 - 24&25/MARCH/2012
MILLENNIUM STADIUM
カーディフの街のど真ん中に、デンっ!と居座る74,500人収容の巨大スタジアムがこのミレニアム・スタジアムです。
ラグビーとサッカーのウェールズ代表チームのホームスタジアムであり、コンサートやカー・ラリー、バイク・レースも行われるウェールズ最大のスタジアムですが、ここでも「ドクター」の撮影が行われているので、まずは中に潜入するため、スタジアム見学ツアーに参加してきました。
ミレニアム・スタジアム
申し込んだツアーは月曜日の昼間だったので、「どうせ他に参加者なんていないでしょ?」なんて呑気に集合場所のショップに行くと、他にも参加者が!しかも8人もっ!?そんなに人気のツアーなの?と思ったら、ほとんどが「ドクター・フー・コンベンション」でカーディフを訪れた人達でした。なぜそれが分かったのか?スタジアムにあったダーレクの看板に、参加者のほとんどが反応していたから(笑)
男性ガイドさんに連れられ、約1時間弱のツアーでしたが、記者会見ルームでは会見席に座って代表監督気分になり、ラグビー代表控え室から(ラグビーは分かんないなぁ)サッカー代表控え室や(ライアン・ギグスのユニフォームが見つけられなかった)エリザベス女王やウィリアム王子も座ったというVIPシートなど見学。ピッチ・サイドに入る時は、
「さあ!7万人がアンセムを歌う中で、君達はピッチに上がるんだ!」
なんて、わざわざ観客席の歓声をスピーカーから流してくれる演出付き(笑)
スタジアムのあちこちにウェールズ語
そしてガイドさんの説明も、スタジアムの構造からマドンナのコンサートでの裏話まで、いろんな話題で楽しかったです。
その中で驚いたのが、このスタジアムの芝が取り外し可能だということ。近くで見ると15cmほどの高さのコンクリの枠の中に芝が敷き詰められていて、レースなどの時はこの芝を外に運び出すんだそうです。
そしてさらに驚いたのが、このスタジアムのハト対策。港町のカーディフはハトだけでなく街中にカモメが飛んでいますが、スタジアムに巣を作らないように、スタジアムの中でタカを放し飼いにしているんだって!エコというかすごい発想だなぁ。だから「客席で大きな鳥に出会ってもビックリしなくていいよ」と言われましたが、そりゃ驚くってば(苦笑)
THE DAY OF THE MOON / BBC
このスタジアムの地下で撮影されたはず
肝心のロケ現場は、このスタジアムの地下駐車場への入口がリバー・ソングが収監されている監獄として使われたそうなので、ツアーが終わる時にガイドさんに聞いてみました。
「駐車場?そんなトコが見たいの??」
「『ドクター・フー』の撮影に使われたと聞いたから」
「あ〜っ!そうそう!このスタジアムは撮影に使われたんだよね・・・もしかして君も『ドクター・フー・コンベンション』に来たの!?日本からわざわざ??」
残念ながらその駐車場はスタッフ用なので見ることはできませんでしたが、でも予想外に楽しかったツアー、そして私が日本から来たと知ると「このLOVELY CITY、カーディフへようこそ!」と言ってくれたガイドさんの笑顔で満足でしたよ。カーディフで時間があればぜひ参加してください。料金は大人7ポンド50ペンス。スタジアムのオフィシャル・サイトから申し込めます。
HOUSE OF FRASER
カーディフ中心地のショッピング・ストリートにあるこのデパートが、ドクターとクレイグが最高のコメディ・コンビとなるエピソード「CLOSING TIME」の舞台です。
さすがに写真撮影は遠慮しましたが、3階に行くとドクターが子供達を集めてデモンストレーションしてたおもちゃ売り場や、クレイグがベピーカーを押してくるスローブ、あのエレベーターもありますよ。
1階のジュエリー・フロアや2階のファッション・フロアになるとさすがに撮影場所を特定するのは難しいですが、それでもあのエピソードの雰囲気を味わうには充分!
ちなみにこのデパートの周辺の通りで10thドクターの「THE RUNAWAY BRIDE」などが撮影されています。
CLOSING TIME / BBC
LLANDAFF
カーディフの中心地からバスで15分ほどのこの郊外の住宅地が、第1エピソード「THE ELEVENTH HOUR」の舞台です。
ランダフ・グリーン
ランダフ大聖堂(LLANDAFF CATHEDRAL)の前にある「LLANDAFF GREEN」と呼ばれる場所が、ドクターがソニック・スクリュー・ドライバーで大騒ぎを起こすあの広場なんですが・・・これが実際に行ってみると拍子抜けする程、フツーの住宅地の中にある何の変哲もない小さな広場なんです。
THE ELEVENTH HOUR / BBC
このダック・ポンドが撮影用セットだったとは!
建物の雰囲気などは、確かにあのシーンの場所なんですが、電話ボックスもないし(ドクターに爆破されちゃったから当然ですが(苦笑))花壇もないし、驚くことにアヒル池(DUCK POND)もないんです・・・。レストランかパブだと思っていた建物も一般の住宅だし。
でもこんな普通の小さな広場を、まるで村の中心にある人々が集う大きな華やかな広場に見せてしまうトコがスゴイな。ご近所さんも驚いただろうなぁ。
そしてドクターとエイミーが、「クリケット・バット!!」「12年!!」なんて言い合いをしたのが、大聖堂の横の坂道。
THE ELEVENTH HOUR / BBC
さらに「VINCENT AND THE DOCTOR」でゴッホが描いた教会がこの大聖堂なのです。
ランダフ大聖堂
小さな街の割には歴史を感じさせる立派な教会で(そりゃカテドラル(大聖堂)ですから)そして時代を経たケルト十字のお墓が、ここはイングランドではないんだなぁと改めて感じさせてくれる。
この教会の中では10thドクターの「HUMAN NATURE」「THE FAMILY OF BLOOD」が撮影されたそうですが、この日はなぜか建物の中でガラスがビリビリする程の大音響でパイプオルガンが演奏されていて、「まさか10thドクターがLAZARUSと戦っている??」なんて一瞬妄想しちゃった(笑)
VINCENT AND THE DOCTOR / BBC
教会周辺の崩れた遺跡も雰囲気があって、町並みもどことなくイングランドというよりアイルランドみたいな感じ。カーディフの喧騒を離れてちょっと訪れるにはお勧め。
ランダフに行くには、ミレニアム・スタジアム前のWEST GATE通りからバスに乗り「BLACK LION」で下車(詳細はカーディフのバス案内のサイトとかで調べてください)バスのドライバーに「LLANDAFF CATHEDRALへ行きたい」と伝えておけば教えてくれます。教会へは道路標識があるので分かると思いますよ。