再度、アラビアのロレンス 足跡を巡る旅 in UK May/2006

5月28日／再び戦争博物館へ

この日は夜はモリッシーのライブ。なので、日中は、4月まで「アラビアのロレンス」展を開催していたインペリアル・ウォー・ミュージアム（Imperial War Museum）に出かけました（その時の旅行記はこちらへ→）この博物館自体もロレンスに関する所蔵品をたくさん持っているので、常設で何か展示されてないかと思ってね。

日曜日ということもあって、博物館は賑わっていました。

回顧展では写真が撮れなかったロレンスのアラブ服もここでは好きなだけ撮影OK（笑）

「ロレンスだから第一次大戦のコーナーだよな」と考えて地下へ行こうとすると、その途中で、ずっと奥の扉の隙間から、黒いバイクがチラっと見えました。
「あれっ？ロレンスが乗っていたブラフ（バイク）みたい？」
でもここでは「大脱走」展も行われていたから、きっとそのバイクだね。黒いバイクならなんでもブラフに思えてしまう（苦笑）

なんて、一人で突っ込みを入れながら地下の展示室に行くと、なんだか暗くて、消毒かなにか薬品の匂いがしてきて、ちょっと異様な雰囲気・・。戦車博物館もそうでしたが、こういう場所に行くと、なぜか鳥肌が立って気持ちが悪くなります。

展示品をひとつひとつ真剣に見ている人達の後ろをすり抜けて行くと、第一次大戦のコーナーがありました。さらに東部戦線のコーナーがあり、その中に「トルコとの戦い」という小さな部屋がありました。さっそく入ると、おおっ、いきなり正面にロレンスのアラブ服がっ！ほかにはブロンズの胸像と、ロレンスが書いた手紙が展示されていました。でも、なんだかケースの中がスカスカなような気が・・・。説明のカードを読むと、いろんなものが補修のために展示されていなかったようです。残念。でも、アラビアでロレンスと一緒に行動していた軍人たちの物などがあって、それはそれで面白かったです。

ロレンスの最後のバイクはナンバー「GW2275」

そんな地下室を周り、ショップに帰ろうかと思ったのですが、一応、念のためインフォメーションで聞いてみました。
「今、地下を見てきましたが、他にT・ E・ ロレンスに関するものはありませんか？」
「ちょうどロレンス展が終わったところなんですよ（うん、知ってる）でも、彼が最後に乗っていたバイクがまだ展示されてますよ。」
なっ、なんだってぇ〜？！さっきの黒いバイクはやっぱりブラフなのっ！！？？と、慌てて向かうと、うわぁぁ！ほんとにブラフだっ！ロレンス最後のバイクのナンバー「GW 2275 」も付いてる！！

回顧展の時は、壁の中のケースで展示されていましたが、ここではあらゆる角度から見放題、写真撮りまくり放題（笑）後ろ側から見ては、「ロレンスが乗っている時はこんな感じでブラフは見えるんだなぁ」とか、ブラフのストッパーが見えて喜んだり、と、ハタから見れば何をニヤニヤしてるんだか。

やっぱり現地で聞けば掘り出し情報がありますねぇ。「帰国前にもう一度来よう！」と決めて、博物館を後にしました。

これも好きなだけ眺め回して、撮影もOK